カーレースって、こんなにカオスでしたっけ?
古今東西、クルマをドライビングするゲームと言ったら『アウトラン』をはじめ『マリオカート』や『グランツーリスモ』、『頭文字D』に『ロードファイター』などなど、枚挙にいとまがありません。しかしながら、そんなレーシング・ゲームにも、何か一手間が加えられて、とっても意味不明な完成度となったゲームがけっこう存在するんです。
今回は、そんなおバカなカーレース・ゲームを10タイトル集めてみたので、皆さんに爆笑していただきたいと思います。ではどうぞ!
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10位:『ビッグ・リグス:オーヴァー・ザ・ロード・レーシング』
PC用のレーシング・ゲームですが、ウィキペディアによりますと「完成度は極めて低く、未完成品と揶揄される事さえある」というヒドい出来栄えです。道無き道を大爆走する大きなトラックはまるで、荒野の覇者です。
提案者:waveridin1959
9位:「ストリート・クリーニング・シミュレーター』
道路清掃車のシミュレーターですって!? そうです、海外のPCゲーム界(特にExcalibur Publishing社の製品)は、市バスや救急車、岩石切断車や除雪車などもドライヴできるソフトが揃っているんです。
その中では全く異色を放たない道路清掃車ゲームがコレ。街を綺麗にするどころか、対向車に衝突するわ、路上に集めたゴミを捨て去るわ、挙げ句の果てには空中回転や、山のように巨大な清掃車まで現れるトンでもゲームとなっております。そんな爆笑動画をどうぞ。
提案者:My X-type is too a real Jaguarさん
8位:『シティコネクション』
以下の動画はアーケード版ですが、ワタシたちはファミコンでやり倒したクチではないでしょうか? シティの機敏な操作性だけでなく、主人公クラリスの可愛さと、おじゃまネコ&タケノコの憎らしさがとても印象的な名作です。
あたかも『パックマン』のように全ての道を通り、路面を塗り潰していく様子は、斬新なペインティング・ゲームだったのかもしれません。
提案者:DMalaさん
7位:『ファーミング・シミュレーター』
またしても、Excalibur Publishing社のPCゲームが登場です。プレイヤーが操るトラクターと、それに合体させる収穫用マシーンをグレードアップさせつつ、乗用車に体当たりしたり、水の上で浮かんでいるボート目掛けてまっしぐらに水没したりする、これまた自由度が高く、好きなだけクレイジーに振る舞える牧場ゲームです。
提案者:tomtom615さん
6位:『HSV アドベンチャー・レーシング』
これはオーストラリアでリリースされたという、NINTENDO 64用レーシング・ゲーム。
アメリカで登場した『ビートル・アドベンチャー』とは、操縦するクルマがホールデン・スペシャル・ヴィークル(HSV)だというコトを除いて全く同じという作品です。エンジン音ですら同じという...。
提案者:Ravey Mayvey Slurpee Surpriseさん
5位:『トミー ドライビングターボ』
テレビゲームだけのエントリーかとおもいきや、ココでとんだおっさん・ホイホイの登場です。1983年に子供向けに出たこのオモチャは、実は立派なシミュレーターとも言えましょう。
とはいえ、モニター越しの背景は映画『インセプション』よろしく大回転してこちらに迫ってくるのみで、どうハンドルを切っても、クラッシュなどとは一切無縁の安全運転をお約束します。一見してポルシェ風のフロントと、ホントにソレっぽいエンジン音がメカ好きの心をくすぐります。
提案者:Livermoronさん
4位:『平壌レーサー』
北朝鮮が作った、初めてのレーシング・ゲームがコチラ。広大な路面をグングン走り、平壌の大都会を疾走します。途中「傾いた北朝鮮式シンデレラ城」として名高い柳京ホテルも通り過ぎます。婦人警察官っぽいお姉さんに案内されるがまま、平壌運転ができます。
提案者:Mason-Dixonさん
3位:『デザート・バス』
アリゾナ州のトゥーソンから、ラス・ベガスまでを実際の時間(おそらく7時間近く?)をかけてひたすら走り続けるという、あまりにもリアリスティック過ぎるシミュレーション・ゲーム。シュールを通り越して、孤独で寂しい一人旅です......大勢が乗れるバスなのに。
提案者:DennyCraneDennyCraneDennyCraneさん
2位:『萌えろダウンヒルナイトBLAZE』
コレはレーシング・ゲームなのにエロゲーという、非常に画期的な作品となっています。米Kotakuの紹介記事では、萌え系美少女ゲームとしても、レーシング・ゲームとしても失敗しているというお墨付きを与えられてしまったとか...?
提案者:Gamecat235さん
1位:『エンヴァイロ−ベア 2000 - オペレーション:ハイバネーション』
冬眠作戦というサブタイトルが付けられたこのゲームは、冬眠に備えたクマが、クルマを運転してエサとなる魚を集める......というゲームだそうです。
あたかも往年の『ウゴウゴルーガ』を彷彿させるグラフィックとなっているだけでなく、ゲームそのものも自由度が高く......かなりのバカゲーとなっております。しかしながら、クマが乗用車を運転するというジャンルにおいて、ゲーム史上最も現実味溢れる1本となっているのだそうです。あ、ちなみに登場するクマの腕も一本で、ハンドルだけでなくシフトやアクセルなど、全てのアクションを右手だけで行います。器用!
提案者:Brent Lavertyさん
という、珍妙にしてキテレツなレーシング・ゲームがズラズラっと並んだワケですが、これほどまでこのジャンルにアホらしい 付加価値のついた、斜め上を突っ走るタイトルがあったなんてオドロキですよね。
観ていてつい、冬眠前のクマを操って平壌の街中を清掃作業してみたくなりました。
トップ写真:JefMajor/Enviro-Bear 2000
The Ten Weirdest Car Video Games[JALOPNIK]
(岡本玄介)
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