水槽を泳ぐメタルな軟体動物を、水族館のオブジェにしてしまった人がいます。
その人は米ミネソタ州出身のアーティスト、ネモ・グールドさん。スチパンやレトロSFの感性を刺激せずにはおかない様々の可動彫刻を創作している人なのですが、そんなネモさんが水族館の依頼を受けて作品を制作すると、とてもギークな作品が完成しました。
ちょっとヴェルヌっぽいイメージを想起させる、魅力的な作品をお楽しみください。
【大きな画像や動画はこちら】
ファンタスティック!
『テンタクル(触手)』と名付けられた、この作品。実はカリフォルニア州モントレーにある「モントレー ベイ水族館」の依頼により制作されたもの。
同水族館で4月12日にオープンする『触手展(Tentacles: The Astounding Lives of Octopuses, Squid and Cuttlefishes)』のアピールのために依頼されたものですが、単なる水族館のオブジェにとどまらす、SFファンの感性にもうったえる作品に仕上がっています。
3種類のジオラマ展示には、それぞれ『ノーチラス(オウムガイ)』、『オクトパス』、『キャトルフィッシュ(イカ/甲イカ類)』というタイトルが付けられています。
軟体動物を硬質のメタリックに変換するという発想には、どこかSFの原点ともいえるイマジネーションの奔放さを感じますよね(ヴェルヌも『海底二万里』にノーチラス号を登場させたのですから!)。
というわけで、以下の動画は制作風景。グールドさんは、ストップモーション・アニメーションや『スター・ウォーズ』など、数多くのSF作品に創作のインスパイアを受けたと語っています。
むしろ、この動画にトキメキが止まりません。
去る2月8日に生誕186年を迎えた、SFの父ジュール・ヴェルヌ。奇しくもネモ船長と同じ名を持つグールドさんによると、ノーチラスが乱獲、オクトパスが海洋汚染、キャトルフィッシュが生息地の破壊をテーマとしているとのこと。
モントレー ベイ水族館の『触手展』は、4月12日(土)に オープン。もし機会が重なれば、ぜひ訪れてほしいスポットです。
もっと触手が見たい方は「クトゥルフなどの触手アート展の画像」も合わせてどうぞ!
"Tentacles" series commissioned for Monterey Bay Aquarium [Vimeo]
Wonderful Cephalopod-Themed Dioramas Created by Nemo Gould for Monterey Bay Aquarium "Tentacles" Exhibit [LaughingSquid]
[Monterey Bay Aquarium]
[Tentacles: The Astounding Lives of Octopuses, Squid and Cuttlefishes]
[Nemo Gould - Kinetic Sculpture from Found Materials]
(キネコ)
関連記事
- 締切間近! もし「WONDA×AKBコラボの非売品ライブ」がこんな感じだったらと、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの
- 「動画でライフハックを英語プレゼン」すべく、オンライン英会話の「レアジョブ英会話」で2週間練習したら自信がついた