そのキャラクター性の高さから、あらゆる媒体に登場する我らがロボコップ。80年代後半から90年代初頭にかけて、ロボコップは社会現象になるほど受け入れられたキャラクター・アイコンでした。
バイオレンスでありながら憎めない言動や、硬質なキャラクターだからこそのギャップが笑いを誘わずにはいられない希有な存在感。そんなロボコップは各国で重用され、いろいろなCMに登場しています。
今回は海外サイトblastrが選んだ、ファニーなロボコップのテレビ・コマーシャル11選をお届けします。映画どおりにカッコいいロボコップから、手作り感たっぷりのロボコップまで、さまざまな角度からお楽しみ頂けると思います。
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まずは日本の日清食品がエントリー。青春の味「焼きそばU.F.O.」のコマーシャルには、オート9の代わりに大腿部から割り箸を取り出すシーンがありますが、これにはU.F.O.本体を取り出すバリエーションもありました。
ちなみに動画では80年代のコマーシャルと説明されていますが、実際は1992年に製作された「正しい焼そば」篇というシリーズでした。
それにしても、ロボコップ変身寝袋というグッズが、今さらながら欲しくてしょうがないんですが。日清さんって黒バージョンのロボコップ寝袋プレゼント・キャンペーンを用意してくれたりとか......しませんよね?
こちらは韓国のLG電子より、80年代に放送された、ミラクルαというテレビのCM。スピーカーのスイングシステムを備えたテレビだったようで、SFっぽいギミックがロボコップ向きだったのでしょうか?
ロボコップのフィギュアを氷漬けにしてしまう、謎のフィギュアセット。なかなか充実した玩具のようですが、凍結したロボコップを救出するというアイデアには、どういう意味があるのでしょうか?
またまた日本からエントリー。アース製薬のゴキジェットのイメージキャラクターとして起用されたロボコップは、ロングレンジのゴキジェットで、いかにも90年代風のモンスター・ゴキブリを退治しています。
日清U.F.O.のCMでもそうでしたが、やはりオート9の収納ギミックは遊びがいがあるようです。
なぜかレーザー光線を発射するオート9(?)で暴走車両を強引に制止させるロボコップは、テレビのPPVライセンスのキャンペーンCMのようです。それにしてもダンボール製ロボコップよりもはるかにジャンクな、手作り感いっぱいのロボコップですね。
1988年から翌年にかけて発売された、ケナー社の『ロボコップ・アンド・ザ・ウルトラポリス』は、同タイトルのアニメイテッド・シリーズをベースに、ロボコップと5人のスペシャル・チームで編成されていました。
ロボコップはウルトラポリスのリーダーという設定で、いわばロボコップ版スーパー戦隊のような感じです。
ウルトラポリスにはロボコップ専用バイク『ロボ・サイクル』や、ロボコップを収納できるロボット『ロボ・コマンド』などの独特な商品が発売されていました。このCMにも『ロボ・コプター』という映画には登場しないスーパーメカが登場しています。
こちらは韓国産のフライドチキンのCMです。ベビーフードだけじゃなく、フライドチキンも食べられるように進化したロボコップ。オリジナルに忠実に再現されたスーツの造形は悪くありませんが、メッキ感ありすぎてチープに感じてしまいますよね。
1989年に放映された、ロボコップ・ナイトファイターというフィギュアのCMは、『ウルトラポリス』のシリーズ商品。蓄光素材で作られたロボコップの背中に、紙火薬をはじいて起爆させる「ロボキャップ」というデンジャラスなギミックが確認できます。
真っ暗な部屋でたった1人、緑色に浮かびあがるロボコップで、紙火薬の火花を散らしながら遊ぶ子供......はっきりいってヤバい光景です。
フランチャイズの自動車修理チェーン、メインケ・カーケアセンターのコマーシャルには、ロボコップとニンジャという、アメリカ人の喜びそうなキャラクターが2人登場します。赤いロボコップが斬新すぎるんですが、映像の乱れがちょっと残念です。
GROFFという玩具メーカーから発売されていた、ロボコップのトーキング・アクション・フィギュアのCM。胸のボタンを押すと、「uphold the law」などのセリフを話すようです。
最後に、リメイク版のロボコップが登場する、国家道路交通安全局(NHTSA)のコマーシャルをご紹介します。飲酒運転防止のキャンペーンとしてロボコップが登場しますが、ロボコップに「路肩に停めろ」なんて言われたら抵抗できませんよね。もちろん飲酒運転なんてもってのほかです。
というわけで、新旧各国おりまぜたロボコップの奇妙なCM11選をお届けしました。懐かしい日本のCMから、見たことのないジャンク感あふれるロボコップまで、なんだか、このまま編集したらCM版のロボコップ・リメイクが出来てしまいそうです。
ジョゼ・パジーリャ監督、ヨエル・キナマン主演によるリブート版の公開も楽しみな『ロボコップ』。日本での公開は3月14日が予定されています。待ち遠しい!
11 insane commercials that utterly nerfed RoboCop [Blastr]
(キネコ)
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