素晴らしきネットの発達は、使い方次第で諸刃の剣に。
YouTubeで「PBS Game/Show」というチャンネルを運営しているジャミン・ワレンさん。彼がプロデュースしている動画では、テレビゲームと現代人の生活とがどのように関わり合っているか? を自由な視点で語る内容となっています。
今回は、「ゲームがダメになるのは果たしてファンのせいなのか?」というテーマでマシンガン・トークが続きます。10分近くある動画(の最初の7分半)ですが、なかなか考えさせるものとなっていますので、以下でチェックしてみてください。
少々長くても飽きさせない動画になっています。ではどうぞ!
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テレビ番組やアイドル、またゲームのキャラクターに惚れ込んだ人たちがファンとなってコスプレをしたり、同じ物事が好きな人たち同士でコミュニティーを作ったりと、インターネットのおかげで人々は繋がりやすくなり、自分が描いたファン・アートを公開して見せ合ったりすることが出来るようになりました。
人対人のコミュニケーションが昔よりカンタンでスピーディーになりましたよね。それは一般人対業界人でも同じこと。
かつては、クリエイターたちに出会うのは何かしらのイベントなどでないとチャンスがなく、ネットが出来る前は彼らと交流が持てるなんて夢のまた夢でした。
しかし今、ブログや公式サイト、ツイッターやfacebookなどにアクセスすれば、そうした雲の上の人たちへ気軽にメッセージが送れるようになりました。その代わり、ファンだった民衆はうるさい消費者へ簡単に変貌してしまうようになったのもまた事実であります。
一部のファンはゲームやドラマの結末が気に食わないからと言って裁判を起こした事例もありましたし、自分の思い通りにならないが故に、怒れるファンたちがクリエイターたちを脅迫するようなコトも。そのせいでゲーム業界を去ったクリエイターさんもいるそうな...。
ただ酷評をブチまけるだけでは単なるクレーマーか、モンスター・カスタマーで終わってしまいます。ですが本当に気に入らないゲームは、ネットで資金を募って自分でゼロから作るか、自分でMOD版を作って好きなように改良しちゃえば良い、という考えもあります(もしもそれが売れちゃったら、オリジナルは良作ではなかったという表れになりますし)。
ファンであれば、自分の好きなクリエイターには好きなモノを作ってもらい、少々のことは暖かい目で見てあげるのが良い関係であると思われます。そうすれば、そのうち革新的に面白いゲームが生み出されることもあるでしょうし、もしかしたらシリーズがどんどん続いて行くようになるかもしれません。
ゲーム・ディベロッパーとしては経済的な理由でゲームの内容に作り込みが足らないこともありますし、ヒューマン・エラーで何かしらの間違いがあることだって、大いにあり得ます。お互い完璧ではない人間同士、ある程度は目をつむってあげないといけない場合もあるんですよね。
作る側も遊ぶ側も、いろいろな事情があるかと思われますが、みなさんはどうお感じになりましたでしょうか?
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MODのまた功罪もいろいろあり…アレの御蔭で拡張されてゲーム自体の本質的な側面がよりくっきりする例(ソニック等)もある。
お互いに題材を持ち寄ってゲーム一つの価値を高めていく例もあるし、一概に言えないよなあ。これも。
結局のところ、作り手がさぼらなければいつの時代でもいいものは出来ると思うのよね。