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確かにメガロドンを倒した後、折角のフカヒレを無駄にしてしまうのはもったいない! エコの面でもメガロドンのフカヒレスープは素晴らしいアイデアでしょう。
海洋生物学者達の予想では、フカヒレスープの数は7万456杯になるだろうとのこと。この数字は、一般的なサメの死骸から切り離したヒレの相対的な大きさから見積もり、古生物学者が知るメガロドンの情報を元に推定したことで弾き出されたもの。また、一杯のフカヒレスープに使われるフカヒレの量は少量という設定だそうです。
メガロドンのフカヒレがおおよそいくらで販売されるのか、また何杯分のフカヒレスープが出来るのかに関して、サメのエキスパートと保全生物学者のデビッド・シフマン氏は次のように述べています。
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フカヒレの平均的な大きさから、メガロドンのヒレがどれほど巨大なのかを予想します。例えば、平均的な成魚のメガロドンの重さが50トンだとして、その内の3%がヒレだと想定すると、平均的な成魚のメガロドンのヒレは1.5トンであると見積もる事が出来ます。
フカヒレの市場価格は幅広く、WildAidが報じる乾燥フカヒレの販売価格はキロ700ドル(約7万円)、SharkSaversによるとキロ400ドル(約4万円)、Smithsonianはキロ1100ドル(約11万円)とも伝えています。
この市場価格は乾燥したヒレに対するものであって、死んだ際にどれくらいの重さを失うのかの情報が限られています。この目的と計算の為に、私はメガロドンのヒレの重さが死ぬ際に変化しないと想定することにします。
ここでは最近の市況や、珍しく巨大なヒレへの付加価値は無視し、消費者向けの価格で1キロあたり400ドル(約4万円)と見積もることにします。そこで、平均的な成魚のメガロドンが1.5トンのヒレを持つと考え、それが1キロ当たり400ドルと計算すると、合計で6万ドルで販売されることになると考えられます。
もし、フカヒレスープ1杯を作る為に乾燥したフカヒレを1オンス(28.349グラム)の3/4使うとすると、1.5トンのフカヒレで合計7万456杯のフカヒレスープが作れる計算になります。
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メガロドンのフカヒレスープ......。想像でしかありませんが、大味過ぎてあまり美味しくはなさそうです。しかし食べてはみたい気がします。
メガロドン・フカヒレスープに関するさらなる詳細は、Southern Fried Scienceでどうぞ。現在2作目を製作中、そして3作目の製作も決まっているとの噂のサメ竜巻映画『シャークネード』で飛んでくるサメの合計から作れるフカヒレスープの量も知りたいような......。
What Would Happen If You Turned Megalodon into Shark Fin Soup?[via io9]
(中川真知子)
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