週刊文春デジタル
香港投資ファンド、オアシス・マネジメントが小林製薬の株式を買い増したことが昨年十二月二十五日に関東財務局に提出された変更報告書で明らかになった。オアシスの保有割合は七・五四%から一〇・一〇%に上昇。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としている。小林製薬の筆頭株主は一二・四六%(昨年六月末時点)を保有する創業家の小林章浩前社長(53)で、同氏に迫る大株主に浮上した格好だ。
「オアシスと言えば、東芝や東京ドームのTOBでも蠢いていた物言う株主の筆頭格です。二〇二三年より小林製薬の株式も保有し、経営陣との対話を重ねてきた。そんな中で昨年三月に紅麹事件が発覚し、ガバナンス面に重点を置いた改善を求め、圧力を強めていました」(銀行関係者)
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