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ナニコレカッコイイ!!!!
メタル程、ジャンルの多さを誇る音楽は恐らくないでしょう。チェロやピアノ、フルートなどを使ったクラシックメタルや、フラメンコ・ボサノヴァなどを融合させたもの、また先日ご紹介したロシア民謡と融合させたRishaのようなフォークメタルなど、様々なジャンルの音楽を取り込み消化し、新たなジャンルを確立していってます。
そんな中でも、管楽器・弦楽器をうまく取り入れ、ジャズサウンドやラテン系のサウンドなどとメタル的要素を織り交ぜ、まさに「オーケストラ」の名にふさわしい大人のメタルバンド『Diablo Swing Orchestra』のMVをご覧下さい。
■Diablo Swing Orchestra -- Voodoo Mon Amour(『PANDORA'S PINATA』)
「デス・ミュージカル」と呼びたくなる世界観。
2003年にスウェーデンで結成された『Diablo Swing Orchestra』。初めて聞いた方は、その本格的なジャズサウンドと、リードボーカルを務めるAnnlouice Loegdlundのオペラな歌声に驚いたのでは? チェロ・トロンボーン・トランペットなど、メタルと似つかわしくない楽器こそ十分な存在感を感じますね。
それに加えてザクザクとしたギターの音が何とも言えないかっこよさ。ミュージカル調な雰囲気からなのか、個人的にふと思うのですが、ディズニー映画『アラジン』のジーニーが歌う『Friend Like Me』が微妙に重なりました。
■Diablo Swing Orchestra -- Black Box Messiah(『PANDORA'S PINATA』)
チェロの出だしが印象的で、ちょっとファンキーな1曲。
時折コープスメイクでちょっとふざけるコーラス3人組が楽しそう。ただのオーケストラにも、ジャズバンドにも、メタルバンドにも出せない、ディアブロだからこそではないでしょうか。ノリのある楽曲ですが、同時に大人っぽい品の良さをだせるのがさすがだと感じます。
■Diablo Swing Orchestra - Vodka Inferno (23.02.2013, Live, "Avrora", Saint-Petersburg)
圧巻のライブシーン(特に後半)。
2009年に発表された2ndアルバム『SING ALONG SONGS for the DAMNED & DELIRIOUS』に収録されている『Vodka Inferno』。
程よいリズム感と、ツインボーカルが美しく、ギターとチェロの掛け合いも印象的。影のある明るい曲。管楽器の2人が肩を組みながらステップを踏んでいたり、意外と激しく頭を振りまくっていたりと、見てるだけで楽しくなれます!
いかがでしたか? ライブでも崩れる事のない楽曲の安定さ、 実力派のオーケストラメタルと言えますね! 2012年に発表された3rdアルバムで現在一番新しい『PANDORA'S PINATA』。
結成当時からのメンバーだったAnnlouiceは、オペラの活動に専念するため、こちらのアルバムを最後に今年2014年にバンドを脱退。後継として新しいボーカリスト「クリスティン」が加入したようですが、彼女を起用した楽曲の発表はまだされていないようです。
遊園地は2ndアルバムのジャケットにも用いられている。ダークファンタジーの様な独特な世界観
公式Twitterでは、ニューボーカル クリスティンの写真も公開されています。新曲のリリース時期や情報が待ち遠しいですし、ボーカルが変わった今、どんな風にディアブロが進化して行くのかも気になりますね!
今年後半~来年頭は、地元スウェーデンをはじめロシアやモントレー、メキシコなどでツアーを行う様子。日本にも来て欲しいな~!!
『Diablo Swing Orchestra Official Site』
『Diablo Swing Orchestra 公式チャンネル』 [YouTube]
(イチカ)
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