どれもクセ者揃いですが、殺されないとゲームの世界観が出来上がらないものばかり。
プレイヤーが何もしなくても、勝手に死んでくれるキャラクターというのがゲームや創作物の中ではたびたび登場します。そう、それが、今回ご紹介します科学者たち。
そんな残念な科学者キャラクターを、7名ピックアップしてみました。まずはYouTubeチャンネル「Outside Xbox」の動画をご覧ください。
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■『フォールアウト3』:父親のジェームス
苦しい...
医師兼技術者のジェームスは、医療の技術もエアガンの修理技術も、そして誕生日パーティーを開くのだってお得意です。彼は浄化プロジェクトで放射線に汚染された水を、人間が飲めるまで綺麗に浄化する装置を完成させます。
しかしエンクレイヴという組織がそれを強奪しに現れ、そこで大量に漏れた放射線を致死量まで浴び、死んでしまうのです。不本意な死に方とは言え、自分の発明が首を絞めることに...無念。
■『ポータル2』:ケイヴ・ジョンソン
ジョンソンはアパチャー・サイエンス社の設立者にして、ポータルガンの発明者でもあります。月の石を買って推進性ジェルに混ぜたら、ポータルの伝導体として最適な変換ジェルが完成したそうですが、そのせいで重度の病気にかかってしまったそうです。
被験者たちへの非人道的な実験を繰り返してきた罰があたったのでしょかね。
■『バイオハザード5』:オズウェル・E・スペンサー
皮肉なものだな!
アンブレラ社を創設した世界的大富豪オズウェル。彼は「ウェスカー計画」最後の生き残りとなったアルバート・ウェスカーによって殺害されてしまいます。壮大な計画だったというのに、息子同然の飼い犬に手を噛まれる結果に。
■『デッドライジング3』:ディラン・フエンテス
タマタマから火がッ!?
7つの大罪のうち「色欲」を司る、ハードゲイっぽい変態野郎がこのディランです。あたかも男性器のように見立てた、火炎/冷気放射器する武器を股間に装着し、それらを巧みに使い分けて攻撃してくるのです。倒された後は、不完全燃焼の煙(?)がボシュっと一吹きというお粗末さ。
■『F.E.A.R.』:ハーラン・ウェイド
アーマカム・テクノロジー・コーポレーション社に長年勤めてきた科学者で、「オリジン計画」の中心にいた重要人物です。実験体にした実の娘アルマによって殺されてしまいます。しかもサイキックな特殊能力でブチャっと潰されて。家族間の積年の恨みとは恐ろしいものです。
■『バイオショック インフィニット』:ロザリンド(&ロバート)・ルーテス
表が出るか裏が出るか?
空中浮遊都市コロンビアを宙に浮かせ、並列世界とその可能性を覗く移動式装置を発明した量子力学者ロザリンド。そして双子として横にいるロバートは並列世界の自分で、あちら側から連れてきた存在です。
彼らは預言者ザッカリー・カムストックの計画を阻止しようとしたのですが、1909年のハロウィーンの日、実験中の事故に見せかけて殺されてしまいます。でもそのおかげで、ロバートと共にあらゆる世界と時間に存在する量子の幽霊的な存在となり、物語の主人公ブッカーを連れてくることになったのです。
■『バイオショック』:イ・スーチョン博士
何をしているんだ!? 戻れ!! アーッ!
リトルシスターを護るために、護衛役として人間を改造したビッグダディを開発したスーチョン博士。子供が大嫌いでヒステリックな博士は、ビッグダディがちゃんとリトルシスターを護れるかどうかを研究している時に、短気が災いしてリトルシスターをひっぱたいてしまいます。
しかしそのせいで、ビッグダディはリトルシスターを護るべくスーチョン博士を殺害してしまうのです。自分は殺されてしまいましたが、実験の成功が確認された瞬間でもあります。やりましたね、博士!
ということで以上、「自らの創作物に殺されてしまうゲームの残念な科学者キャラ7選」をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
悪事のために発明をすると、大体しっぺ返しを喰らうのはお決まりですよね。なのでトーリーを面白くするためには、彼らの死は通らなくてはならない道なのです。そしてこれからも、多くの科学者たちがエンターテイメントの名の下に犠牲となっていくことでしょう。合掌。
Seven Video Game Scientists, Killed By Their Own Creations[Kotaku]
(岡本玄介)
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