何度でもプレイしたいゲーム、長時間プレイし続ける必要のあるゲームってありますよね。でも、同じゲームばかりプレイし続けていると当然飽きてきます。そんなときは、自分で新たなルールや「縛り」を作ると新鮮な気持ちで楽しめるものです。
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そこで今回は、長年遊び続けてきたゲームを新たな気持ちで遊べる10の方法をご紹介します。「ゲームを遊ぶのに自らルールを付け足すなんて変」と思われるかもしれませんが、もしかしたら自分でもすでにしているかもしれませんよ。
例えばストーリーのあるRPGを遊ぶ場合、難しい決断を下し、その選択と共に生きていく、なんていうこともあるでしょう。またはFPSで最強の武器ばかり乱射する、なんていうことをしないように自分を制限する、冒険する地域やレベルによって難易度を変えるなどなど。何度も同じゲームを遊びたい場合には、そういった自作ルール作りが重要な要素となってきます。
PCゲームのMODはゲームをフレッシュな気持ちで遊ぶために非常に役立つものです。でもゲームのファイルをいじらなくたって、ゲームに対する自分のアプローチを変えるだけで新鮮な気持ちで遊ぶことができます。
最近米Kotakuではこういった「自分ルール」プレイの記事が多く、買い物も弾丸も無しで『ファークライ4』をプレイ、『シャドウ・オブ・モルドール』で体力その他をアップグレードせず取得スキルに制限を設ける、『Dying Light』でHUDなし投射武器なし睡眠なしプレイ、レベルアップなしで『ブラッドボーン』をプレイなど、様々なものが紹介されています。
というわけで、様々な作品を新鮮な気持ちで遊ぶのに役に立つ自作ルール、制約、縛り、その参考になる10の方法をどうぞ。
1.ミニマップなし
ゲームの世界だけに没入せよ。
この記事の元記事を執筆したハミルトンさんは『グランド・セフト・オートIV』をミニマップもHUDも無しでプレイした記事を書いています。ハミルトンさんはミニマップを非表示にしてプレイするのが好きなようですが、その中でもミニマップなしで特に楽しめるゲームは『ファークライ』なんだそうです。
オープンワールドゲームでミニマップを非表示にすることで、自分で記憶した位置感覚に頼るしかなくなります。きちんと作られたゲームには、視覚的なランドマークも沢山存在するので、ミニマップなしでもそう難しくなることはないとのこと。何よりも、自分の記憶と目に頼って移動していくことで、よりゲームの世界の中に入り込めます。
この縛りで遊ぶべきゲーム:『グランド・セフト・オート』、『アサシンクリード』、『ファークライ』などのオープンワールドゲーム、特に最近のもの。
2.死んだら終わり
人生は一度だけ
死んだらセーブデータも全部消して最初からやり直す。「ゲームがバグったから」とか「納得行かないから」といった言い訳はなしで、死んだらおしまい。そうすることで、ゲームへの関わり方が変わり、これまでとは全く違った感覚で挑めます。正しくこの縛りを使うことで、信じられないほどのゲームの難易度の向上を楽しめるのです。
ステルス編:『スプリンターセル』や『メタルギア』(もしくは『ラスト・オブ・アス』なんかも)などのステルスゲームの場合、見つかることを失敗として、リセットしないといけないようにする。この方法は特にそのゲームをよく知っている場合にはいい方法です。
この縛りで遊ぶべきゲーム:オープンワールドのサバイバルゲームなら大抵なんでも合います。例えば『マインクラフト』や『ファークライ』など。でも初期の『コール オブ デューティー』作品などでも、レベルごとに(ゲームを最初からじゃなくてミッションごとに)死んだら終わり、という縛りで遊ぶと意外と楽しめるようです。
3.武器制限
強すぎる武器は使わない。
多くの大作アクションゲームの中には、最後のステージに強すぎる武器の1つや2つ登場するものです。例えば『ドゥーム』の「BFG9000」など。それがパワーアップされたグラビティガンだろうがレールガンだろうが、そんなゲーム破壊的な火力を手にしたら、普段の戦いが些細なものになってしまいます。
特に問題なのは、ストーリーが一度終わってからも続けられるオープンワールドゲームでオーバーパワーな武器を使い続けられる場合です。そこで使用武器を制限すれば、いつまでも緊張感を持って戦えるでしょう。例えばハンドガンのみ、弓と矢のみ、接近武器のみ、さらには素手といった縛りもアリです。考えて戦わないといけなくなることもあり、新鮮な気持ちで楽しめることでしょう。
この縛りで遊ぶべきゲーム:武器を改造できるアクションゲーム全て。『ファークライ3』、『ファークライ4』はどちらともこの遊び方が合っています。特に弓と矢だけでプレイするのはお勧め。『トゥームレイダー』もいいでしょう。弓と矢の縛りは弓矢の登場するすべてのゲームで楽しめます。
4.回復制限
手負いこそ最強。
自動回復するようなゲームでない限り、大抵のゲームには体力の回復方法が存在します。例えばメディキットやスティムパック、食べ物などなど。それがなんであれ、体力回復手段を制限してみましょう。
『フォールアウト:ニューベガス』を体力回復無しでプレイしている人もいて、かなりキてます。RPGなら回復呪文を制限する、『ファークライ』で体力スティム無しで手動回復のみなど、いかがでしょうか。
この縛りで遊ぶべきゲーム:ベセスダ・ソフトワークスのオープンワールドゲームや、他のオープンワールドサバイバルゲーム。
5.レベルアップなし
弱いからこそ面白い。
ゲーム開始時が一番楽しいゲームはたくさんあります。キャラクターが弱々しく、全ての戦いに苦戦する状況。でも、一度経験値を貯めてレベルアップするようになると、自分でも気づかないうちに敵の集団をまとめて片付けているものです。力を感じさせてくれるのはいいですが、面白くなくなることもあります。
では、レベルアップしなければいいんです。レベルアップでアンロックされる能力をノータッチ、最初から持っている能力で戦いましょう。すでに何が起こるかわかっていて、敵のことも知っている、そして自分に有利になるものは全て活用しないといけないというこの縛りは、ゲーム2周目には最適な遊び方です。
この縛りで遊ぶべきゲーム:『デモンズソウル』、『ダークソウル』、『ブラッドボーン』の3作品、『Dying Light』、『フォールアウト』、『エルダーズスクロール』シリーズ、『ファークライ』......。今回紹介する縛りはどうやらほとんど『ファークライ』に適応できるようです。
6.セーブデータは一つだけ
ゲームの中の失敗は、ゲームの世界の中でなんとかせよ。
最近は多くのゲームで複数のセーブデータの保存が可能です。大きな決断を下す前にセーブして、あれを選んだ時とこれを選んだ時にどんなことが起きるか、しばらく遊んでからロードして確かめる。そんなことも、セーブデータが1つだとなかなかできません。
自分の決めた選択に最後まで責任を持つ必要が出てきます。ロードし直して間違いを修正することも、難しいステルスステージでクイックセーブすることもダメ。
この縛りで遊ぶべきゲーム:選択することの多いRPG全て。キビキビとした決断が重要なステルスゲーム。
7.違う言語で
声優の声や演技の比較も面白い。
ゲームは様々な国で作られています。2周目、3周目のプレイでは、言語設定を変えてプレイするのもいいでしょう。ゲームの製作者がもともと想定した言語でプレイすれば、「オリジナル」が味わえます。
この縛りで遊ぶべきゲーム:『メトロ203X』シリーズ(ロシア語)、『アサシンクリード』(イタリア語、フランス語)などなど。
8.移動手段を限る
もっとゆっくりと回りを見回す。
ほとんどのオープンワールドゲームでは、マップ上で瞬間移動ができるようになっています。ストーリーを進めたいときなどに時間の節約にはなりますが、これを自粛するだけで雰囲気がだいぶ変わります。移動手段を制限するだけでも効果的です。例えば、『GTA』では徒歩と自転車だけで移動するなど。
この縛りで遊ぶべきゲーム:オープンワールドゲーム全て。
9.マジでロールプレイする
もっともっとキャラクターに感情移入しよう。
いくらロールプレイングゲームであっても、ロールプレイせずに遊んでしまうことは簡単です。決断を下す際にも、もしかしたらこの選択をすれば自分好みの激しい戦いになるかも、自分好みの結果が待ち受けるかも、なんて思って決めているかもしれません。その代わりに、ゲームの主人公の複雑な背景を自分で考えて、紙にキャラクターの詳細を書くというのはどうでしょうか?
一体何が主人公を突き動かすのか? どんな子供時代をおくったのか? 何にいらいらするのか? 恐怖症は? 猫嫌い、それとも猫好き? バカらしいほど細かなキャラ設定を考えてから始め、それに沿ってロールプレイするんです。ゲーム中に決断を下すのはあなたではなく、キャラクター。すでにプレイしたRPGだって、これで全く別の作品に変わります。
同じくらいハードコアですが、ちょっと違った遊び方として、大きな決断を下す時にダイスを振って決めるというのもいいかもしれません。
この縛りで遊ぶべきゲーム:ストーリーベースのRPG全て。
10.ストリーミングする
他人に見てもらう。
ちょっとこれは奇妙な提案に思われるかもしれません。でもゲームプレイを配信してみてください。マイクをつなげて好きなストリームサービスを通して、ゲームをプレイするんです。
それだけで何年も遊んだゲームに新たな息吹がもたらされます。突然、(それがどれだけ少人数であっても)観客のためのゲームプレイにかわり、小技やヒントをシェアしたり、逆に視聴者からシークレットを教えてもらったり、まだそのゲームを遊んだことのない人からの質問に答えたりするようになるんです。
この方法で遊ぶべきゲーム:どんなゲームでも。
いかがでしたか? すでに試したことのあるやり方もあったかと思いますが、まだのものは是非お試しあれ。
Illustration by Jim Cooke, Skyrim headshot via Faces of Skyrim.
[via Kotaku]
(abcxyz)
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