本日は九鬼の歴史館から
江戸時代、九鬼の港は、全国港番付に上がるほどのよい港でした。
風待ち、避難港としてだけではなく、給水地としても知られていたようです。
酒の名所、灘(兵庫県)から、江戸へ樽酒を運ぶ途中、水夫(かこ=船乗り)達は、盗み酒をし、その減った分をこの九鬼で、奥地(おこち)の滝の水を注ぎ足した酒の味が旨くなると、いつしか「桜水」と呼ぶようになったそうです。
「桜水」の評判が、蔵元の耳に入ったのか、灘の「白鶴酒造」は、この水を求め、回船問屋「阿波屋」と、取引をしたということです。
宮谷橋から宮谷川をさかのぼること約10分、見えてくる滝こそ、「おこちの滝」で、横には「お不動さん」が祀られています。
わかりづらい場所です。お越しの際は、お声おかけください!