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イメージとしての「歴史」現実としての「歴史」|久野潤チャンネルブロマガ
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イメージとしての「歴史」現実としての「歴史」|久野潤チャンネルブロマガ

2017-01-13 18:47



    久野
    です。

    今月6日発売の雑誌『歴史群像』(学研)
    2月号の130~135ページに、
    「二・二六事件からビルマ戦線までを経験した陸軍主計中尉 志水慶朗」
    を執筆しています。
    http://rekigun.net/magazine/

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    大正5年(1916)生まれの志水さんは、
    100歳になった今でも耳もしっかりして、大変元気な方です。

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    人生で初めて“死にかけた”経験が、7歳の時の関東大震災。
    張鼓峯事件やノモンハン事件の話、
    さらにビルマ戦線の経験も大変貴重ですが、
    なにを置いても今や数少ない二・二六事件参加者なんです。

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    一般の二・二六事件のイメージは、映画の影響も大きいと思います。
    最近の作品ですと『226』でしょうか、それでも30年近く前ですが。
    あとは平成15年の『スパイ・ゾルゲ』でも、
    主人公ゾルゲの諜報対象として
    二・二六事件のシーンにそこそこ時間を割いていました。

    「農村を救いたい!」「天皇陛下に東北の惨状をお伝えしたい!」
    (←近年そういう手紙を手渡ししようとした国会議員もいました…)
    という強い思いをもった青年将校と、それに共鳴する下士官兵たち。
    さぁ“昭和維新”の始まりだ、昭和維新の歌も合唱しつつ・・・
    という情景を思い浮かべがちです。

    ところが実際の参加者の声を聞いてみると、
    実態はそうでもないことが分かります。当時19歳の志水さんは、
    事件前月に歩兵第3連隊第7中隊に入営したばかり。
    気付くと部隊が警視庁を占拠、さらに「大蔵大臣を殺した」
    「渡辺教育総監を殺した」といった伝令がやってきて、
    ただただ驚いたといいます。

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    そして事態も分からぬまま、
    3日後には突然「反乱軍」と言われて呆然・・・
    軍人として命令に服して行動しただけで、
    昭和維新の歌も歌ったことがないそうです。

    戦争経験を記録してゆくと、時によく知られた戦いや
    事件のドラマチックなイメージが損なわれることもあります。
    しかしそれも歴史の一場面として、
    これからも伝え続けてゆくつもりです。

    さて本日の【久野潤チャンネル】では、
    私がしばしば寄稿する雑誌をはじめ、
    身近に読める歴史雑誌の楽しみ方をお伝えしたいと思います。

    ぜひご覧下さい♪

    ( 久野 潤 )

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