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Kuchanさん のコメント

私の猫は捨てられたのか迷子になったのかよくわからないのですが、生後推定5-6か月で野良で発見された時にはすでに避妊手術を受けていました。もともと自分は犬派だと思っていたのですが、今年の1月に野良で発見され保護されていた猫を引き取りました。今はすっかり家にも私にも慣れ、トイレも一度も失敗することなく穏やかに暮らしています。猫が来てから急に地域の野良猫が気になりはじめ、なんだか可哀想で見かけるたびにじっと観察してしまいます。小原さんには子供のころに野良猫とのトラウマがおありになったんですね。その猫も生きるために必死だったんでしょうけど、そういう経験があったら、私も今猫を飼ってはいないだろうと思います。今は自分にとって大切な存在であり、無責任な飼い主にだけはならないでおこうという思いが強いです。
No.2
98ヶ月前
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 実を言うと、僕は猫に触ることができない。確か小四の夏休みだった。誰もいない家で宿題をしているとベランダで不穏な物音がした。激しい羽音がした。泥棒かもしれない。そう思いながらカーテンの隙間から恐る恐る覗くと鳥籠が倒されていた。母が大事にしていたインコを貪る野良猫の姿があった。一瞬、野良猫が僕を見た。目と目が合った。悟った者だけが持つ深淵なる闇のような目だった。気圧された僕は追い払うことも、目を逸らすこともできなかった。まるでメドゥーサの瞳で石にされたように、立ち尽くしたまま小さな命の火が消えてゆくのを見ていることしかできなかった。  
草の根広告社
『草の根広告社』は、放送作家を生業とする僕が、2004年からとある番組サイトで日々の想いを徒然なるままに綴って来た「人生日誌」です。大都市東京の通勤圏にある海辺の小さな町「秋谷」で暮らしている現在は、本業の傍ら、浜でビーチグラスを拾い、畑を耕し、海沿いを走りながらの日々の思索と

「海辺暮らしのミニマリズム」について書いていこうと思います。ともに掲載する「海と空の写真」が読んで下さる方の深呼吸になればと願っています。