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小原信治さん のコメント

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小原信治
>>2
逆に子供の頃は「固定観念」の枠の中で収まるような人生なんて「予想外の結末のない映画」みたいでつまらないと思っていました。でもそれもまた「固定観念」の中で生きている人たちを蔑んでいるんですよね。そもそも「固定観念」なんてものを作ること自体が無意味なんだと思いますよね。
No.3
94ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 子供の頃に読んだ ( あるいは読み聞かされた ) 「アリとキリギリス」という絵本にずっと違和感があった。夏の間一生懸命に働いて食料を貯えたアリとそれを横目に見ながら毎日バイオリンを弾いていたキリギリスがともに冬を迎え、蓄えのないキリギリスだけが飢え死にするというイソップの寓話だ。  僕が子供の頃の親たちは「良い大学を出ないと良い会社に入れない」というのが口癖だった。さらに僕のような団地暮らしの親たちの多くが長男には「良い会社に入って結婚して早く孫の顔を見せてね。親も同居できる庭付きの家を建ててね」と望んでいた。当時は当たり前のように ( 中にはプレッシャーで非行に走ったりノイローゼになったりした同世代もいたけれど ) 受け取っていたこの人生観の根っこには幼児期に刷り込まれた「アリとキリギリス」の教えがあったような気がしてならない。今思えば。  
草の根広告社
『草の根広告社』は、放送作家を生業とする僕が、2004年からとある番組サイトで日々の想いを徒然なるままに綴って来た「人生日誌」です。大都市東京の通勤圏にある海辺の小さな町「秋谷」で暮らしている現在は、本業の傍ら、浜でビーチグラスを拾い、畑を耕し、海沿いを走りながらの日々の思索と

「海辺暮らしのミニマリズム」について書いていこうと思います。ともに掲載する「海と空の写真」が読んで下さる方の深呼吸になればと願っています。