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Kuchanさん のコメント

昔、アメリカ西部のシエラネバダ山脈のふもとの小さな田舎町に住んでいたのですが、そこの夕焼けは格別でした。その山脈から発生する気流によってSierra Waveと呼ばれる独特の形をもった雲がときどき発生するのですが、そのときの夕焼けが本当にみごとで、赤ともオレンジともいえない(そう、やっぱり茜色でしょうか)なんとも美しい色で染まった雲が大自然に映えて、その色が刻々と変わってゆくさまをいつまでも眺めていました。同じ色と雲のかたちは二度となく、いつもなんとも言えない気持ちがわいてきました。海の近くには住んだことがないのですが、山の夕焼けも本当に美しいです。
No.4
114ヶ月前
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 夏空を真っ青に染め上げていた太陽が、弧を描きながら地平線の向こうに遠のくにつれ、今度は茜色の絵の具を空に焼きつけるように塗り替えてゆく。空の青と混ざり合い、雲の白と混ざり合い、神懸かり的な色彩を滲ませながら、最後に海と霊峰富士を染め上げて、溶けてゆく。  
草の根広告社
『草の根広告社』は、放送作家を生業とする僕が、2004年からとある番組サイトで日々の想いを徒然なるままに綴って来た「人生日誌」です。大都市東京の通勤圏にある海辺の小さな町「秋谷」で暮らしている現在は、本業の傍ら、浜でビーチグラスを拾い、畑を耕し、海沿いを走りながらの日々の思索と

「海辺暮らしのミニマリズム」について書いていこうと思います。ともに掲載する「海と空の写真」が読んで下さる方の深呼吸になればと願っています。