夏空を真っ青に染め上げていた太陽が、弧を描きながら地平線の向こうに遠のくにつれ、今度は茜色の絵の具を空に焼きつけるように塗り替えてゆく。空の青と混ざり合い、雲の白と混ざり合い、神懸かり的な色彩を滲ませながら、最後に海と霊峰富士を染め上げて、溶けてゆく。
草の根広告社
「いつかこの夕焼けを」
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コメント
コメントを書く昨日は真っ赤な夕焼けに映る富士山がきれいでしたね。小さい頃から海沿いの学校に通っていたので、いつも真っ赤に染まる海を眺めて下校していました。あの頃は若さゆえ、あまり、何も感じませんでしたが、最近は年のせいか、きれいな夕焼けをみると一瞬あの頃にタイムスリップ、ちょっとだけ、切なくなります。夕焼けは人をロマンティックにさせますね。まだまだ、朝焼けのほうが好きな私です(笑)!
草冠に西、太古の昔の人は茜という字は西に沈む太陽の美しい色をうまく表現されたなと思いました。
夕陽は見る人によって同じ場所で同じ時間に見ていても異なる表情に見えるものですよね。
海面に伸びる茜色の道、未来に繋がっているように私には見えるのですが。
奥さんが撮った写真、色のコントラストが綺麗ですね!空にも海があるみたい。。。
昔、アメリカ西部のシエラネバダ山脈のふもとの小さな田舎町に住んでいたのですが、そこの夕焼けは格別でした。その山脈から発生する気流によってSierra Waveと呼ばれる独特の形をもった雲がときどき発生するのですが、そのときの夕焼けが本当にみごとで、赤ともオレンジともいえない(そう、やっぱり茜色でしょうか)なんとも美しい色で染まった雲が大自然に映えて、その色が刻々と変わってゆくさまをいつまでも眺めていました。同じ色と雲のかたちは二度となく、いつもなんとも言えない気持ちがわいてきました。海の近くには住んだことがないのですが、山の夕焼けも本当に美しいです。