• このエントリーをはてなブックマークに追加

みーさん のコメント

小原さんの文章をゆっくり、読み返して見ました。みなさんわかってらっしゃいますね。この涼やかな美しい 季節だけが、もの哀しさを醸し出してるんじゃ無いってこと、やり場のない気持ちの整理…、祝福したいのに…なぜか、世間のざわめきから、耳も目も、塞ぎたい気持ち、そんなちっちゃな自分でいいはず無いってこと…美しい文章に染み入ります。
No.11
111ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 さわやか過ぎる秋晴れだった。  ベランダに出ると、青空がいつの間にか高くなっていた。ふいにどこか気持ちの良い場所で秋の空気を吸いたくなり、仕事を中断して走り始めた。  海は台風の影響で荒れ始めていた。強い陽射しの下でサーファーが波と戯れていた。ここも悪くないけれど、この眩しさは今の気持ちとは少し違うような気がした。  そう、時に風景はうまく言葉にできない気持ちを鏡のように映し出してくれる。僕は自分がこの秋風の中に、今の心に近い風景を探しに出てきたのだと気づいた。そして、記憶の中にあった「ある風景」を思い出すと、海に背を向け、山へ向かって走り始めた。  
草の根広告社
『草の根広告社』は、放送作家を生業とする僕が、2004年からとある番組サイトで日々の想いを徒然なるままに綴って来た「人生日誌」です。大都市東京の通勤圏にある海辺の小さな町「秋谷」で暮らしている現在は、本業の傍ら、浜でビーチグラスを拾い、畑を耕し、海沿いを走りながらの日々の思索と

「海辺暮らしのミニマリズム」について書いていこうと思います。ともに掲載する「海と空の写真」が読んで下さる方の深呼吸になればと願っています。