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小原信治さん のコメント

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小原信治
>>1
災害から身を以て学んだことを次に生かす。経験していない人たちに伝える。それも災害を忘れてはいけない理由のひとつだと思うんですけどね。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」のもまたキリギリスなんでしょうか。
No.2
108ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
「畑にホウレンソウ採りに行かない?」  夕食の支度をしていた奥さんが言った。今夜は寒いので牡蠣グラタンを作ろうとしたが、野菜室にあった葉物が白菜とキャベツだけだったのだそうだ。 「やっぱり牡蠣グラタンならホウレンソウだよね」  海も空も黄昏に染まっていた。もう 10 分もすればすべてが薄青色に塗り替えられてしまうだろう。すぐさまダウンジャケットを着込み、 5 分ばかり行ったところにある畑へと急いだ。夕闇の中、やや育ち過ぎたホウレンソウの根元を掴んで次々に引っこ抜く。土を払い落として袋に入れる。ものの数分で持って来た袋が一杯になった。ここ数日の寒さのおかげでようやく甘味も乗り始めてくれただろうか。畑を出るときは夜が始まっていた。 「なんか畑泥棒みたいだね」  白い息を吐きながら僕らは笑った。手は凍えそうに冷たくなっていたけれど。   21 年前には想像もしていなかった今だった。  
草の根広告社
『草の根広告社』は、放送作家を生業とする僕が、2004年からとある番組サイトで日々の想いを徒然なるままに綴って来た「人生日誌」です。大都市東京の通勤圏にある海辺の小さな町「秋谷」で暮らしている現在は、本業の傍ら、浜でビーチグラスを拾い、畑を耕し、海沿いを走りながらの日々の思索と

「海辺暮らしのミニマリズム」について書いていこうと思います。ともに掲載する「海と空の写真」が読んで下さる方の深呼吸になればと願っています。