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「もたない男」
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「もたない男」

2016-02-15 07:00
  • 7

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 今でもはっきりと思い出すことができる。長い冬の終わり、うたた寝してしまいそうな、のろまな陽射しの午後だった。高校の合格通知を手に家に戻った僕が真っ先にやったのは小学生の頃から使っていた学習机を粗大ゴミ置き場に捨てにいくことだった。事後報告でそのことを知った両親は唖然としていた。しかし当時、校内暴力とか家庭内暴力なんかか社会問題になっていたせいだろう。息子が受験勉強のストレスから衝動的にそんな行動を起こしたのだと判断した両親は「まあ、あんたがいいならいいよ」と理由すら聞かなかった。でも、そうじゃない。僕が勉強机を処分したのは「もう勉強しないのだから必要ないだろう」という目的合理性に則った、とても冷静な行動だった。

 そんなことを久し振りに思い出させてくれたのは、

 
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いつも、心が豊かになる文章をありがとうございます。削ぎ落とす暮らしを続けていくことで、「トランクに何を入れるか」が、わかるのかも知れませんね。

No.1 106ヶ月前

断捨離の極限のようなお話ですね。ミニマムな生活。私も要らないものの山に囲まれた生活をしているので、捨てれるものは捨て、必要なものだけで暮らせたら、たぶん気分的にめめ身軽な感じになるのかもしれないですね。

No.2 106ヶ月前
userPhoto 小原信治(著者)

>>1
なんか生前整理みたいですよね(笑)やってる本人は真剣なんですけど。

No.3 106ヶ月前
userPhoto 小原信治(著者)

>>2
使わないものが身の回りにあることが小さなストレスみたいです。だったらこれを必要としている人のところに届けた方がいいんじゃないかと日々思ってたりするので。何もかも捨ててるわけじゃないんです。だから何か買うときも「それは本当に必要なのか」と3ヶ月くらい考えちゃいます。衝動買いできる方が人生楽しめるんだろうなと思いますが。

No.4 106ヶ月前

無駄な物に囲まれている私は反省。これから少しでも大事な物だけを取っておける人になれるだろうか。大きなチャレンジとなりそうです。
ひとつ、中崎さんの本の中に「本のページを読み終わったそばから破り捨てていく」とあるようですが本を破り捨てる?と思っている私の息子は只今大学受験生。参考書の目次は無駄だと以前から捨てていた。こういう考えがあることを知り成る程と思う(^o^;)

No.5 106ヶ月前
userPhoto 小原信治(著者)

>>5
何が「無駄なもの」かは人それぞれなのであんまり神経質にならなくてもいいと思いますよ。たくさんモノに囲まれていてもひとつも無駄じゃない人もいるし、ほとんど何も持っていなくても「まだ無駄なものが」と思う人もいるんじゃないかと。人それぞれです。

No.6 106ヶ月前

>>6
素直にはい(*^^*)人それぞれですね。但し、もう少し、部屋をさっぱりとさせる必要は…ありますので無理しない程度で減らしていきます(^-^)

No.7 106ヶ月前
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