▼第461号(2024.5.20)
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虚構新聞社発行
虚構新聞友の会会報
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目次
1.ごあいさつ
2.流言蜚語~過去記事コメンタリー(第5回)~
3.虚構新聞20周年記念プレゼントのお知らせ
4.次回予告
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1.ごあいさつ
友の会のみなさま、こんにちは。虚構新聞のUKです。週明けいかがお過ごしですか。今月2通目の会報をお届けします。
社主はと言うと、歯磨きの努力虚しく虫歯になってしまった最後の親知らずを抜きに歯医者に行ってきました。以前会報でも書きましたが(第429号参照)、社主のかかりつけの歯科医は、非常に手際が良く、これまで抜いてもらった3本の親知らずはいずれ5分もかからずに抜いてしまう名医でした。
しかし最後に残った右下の親知らずは横向きに生えた面倒なやつで、名医と言えど、抜き終わるまでにかかった時間は40分。術後に聞いた話だと、骨が中に残らないよう歯を少しずつ削り取りながらの作業だったそうです。
SNSには横向き親知らずの抜歯体験談が時々流れていて、その大半は「抜かれたあと血が止まらない」「鎮痛剤が効かないくらい痛む」など地獄のような話ばかり。社主も術後の麻酔が切れ始めたあたりから地獄の痛みを警戒していたのですが、今のところ術後の経過はそう悪くありません(それでもやはり、いつもなら2日ほどで引く疼痛がまだ続いているのですが)。「名医と言えど40分」と書きましたが、他の歯科医だったらもっと時間がかかっていたのかもしれません。
しかしよくよく考えてみれば、そもそも抜歯で特に苦労しなかった人はわざわざSNSにそんな投稿をしないわけで、抜歯経験者全体の割合としてみれば、抜歯の地獄体験は極めてレアケースなはずなのです。こういう特殊事例ばかりが抽出、投稿されることであたかもそれが「あるある話」のように錯覚させられてしまうところがSNSの怖さでもあります。
さて、前置きが少し長くなりましたが、今回は過去の記事を深掘りする企画「過去記事コメンタリー」を久々にお届けします。また前回予告していたように、読者プレゼントのご案内もありますので、よろしければこちらもご覧ください
UK@虚構新聞