小沢一郎代表、フォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ連邦共和国大使と意見交換
(2013年9月24日)

小沢一郎代表は9月24日、フォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ連邦共和国大使の招待を受け、都内にある大使公邸を訪問し、日独関係をはじめ国内外情勢について幅広く意見交換しました。

江戸時代の麻布御薬園に由来する美しい公邸庭園に案内された小沢代表は、招待への謝意を示すとともに、初めての公邸訪問であると語りました。それに対してシュタンツェル大使は前任者がお招きせず失礼しましたと答えました。

また、民主党政権誕生と同時期に着任したシュタンツェル大使は、政官関係の難しさに触れて緑の党から初めて外務大臣に就任したフィッシャー議員の逸話を披露。「フィッシャー外相は、最初の訓示で忠誠、信義、実力があれば党派は問わないとの方針を示し、官僚の協力を上手く引き出した。これはフィッシャー議員がヘッセン州の環境大臣当時、役人との関係構築で失敗したことを教訓にしている」と述べました。

民主党が主張した脱官僚について小沢代表は、「脱官僚とは脱中央集権であり、それは国が国レベルの仕事に集中し、それ以外は地方に大胆に任せるという考えであった。変革は官僚の側からできないと優秀な官僚ほど理解しており、政治家がきちんとした方針を示せば協力する」と述べました。

政官関係以外にもシュタンツェル大使と小沢代表は、福島第一原発、エネルギー政策、地域アジア安全保障、比較文明論など様々なテーマについて意見交換し、会談は和やかな中終了しました。

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