おはようございます、マクガイヤーです。
元号が「令和」に変わりますね。改元にあたって、なんだか浮ついたような、春の陽気にあてられたような、まるでお祭りの余韻のような気分を感じております。昔の人が、吉事のめでたさや、凶事の影響を断ち切るために、数年に一回改元していた理由が分かったような気がします。
あまりにもめでたくて、『ゼイリブ』が大好きな自分はこんな画像まで作ってしまいました。
Tシャツにでもするか!
マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。
○4月5日(金)19時~「時代はスマブラよりスパロボ! 『スーパーロボット大戦』のひみつ」(いつもと曜日が異なりますのでご注意下さい)
3月20日にPlayStation 4/Nintendo Switch用ゲームソフト『スーパーロボット大戦T』が発売されます。また、年内にはスマートフォン用ゲームアプリで初のシミュレーションゲーム系システムが採用された『スーパーロボット大戦DD』が配信予定です。『スーパーロボット大戦』シリーズの最新作になります。
1991年のGB版『スーパーロボット大戦』発売から28年、シリーズも50作(数え方に諸説あり)を越えた「スパロボ」は、いつの頃からか単なるお祭りや公式二次創作やロボットアニメ回顧コンテンツではなく、「スパロボ」ならではの新しい魅力を産み出すようなムーブメントになってきました。
そこで、シリーズの歴史や魅力を振り返りつつ、「スパロボとはなにか?」に迫るような放送を行ないます。
アシスタント兼ゲストとして、友人の虹野ういろうさん(https://twitter.com/Willow2nd)をお招きする予定です。
○4月21日(日)19時~「最近のマクガイヤー 2019年4月号」
・平成AV私史
その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。
○5月前半(日時未定)「『アベンジャーズ/エンドゲーム』とアメコミ映画のひみつ(仮)」
『アクアマン』、『スパイダーバース』、『キャプテン・マーベル』、『シャザム』……と、今年も大作アメコミ映画が沢山公開されています。しかも嬉しいことに、どの作品も面白いです。
そして4月26日、ついに『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されます。『アイアンマン』から10年以上にわたって展開してきたMCUシリーズに一つの区切りがつくであろう本作の公開に合わせて、今年のアメコミ映画を解説するような放送を行ないます。
ゲストとしてアメコミ翻訳家の御代しおりさん(https://twitter.com/watagashiori)に出演して頂く予定です。
○5月後半(日時未定)「最近のマクガイヤー 2019年5月号」
詳細未定。
いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。
○文学フリマに出店します。
5月6日に東京流通センター第一展示場にて開催される第二十八回文学フリマ東京に出展します。
藤子不二雄Ⓐ作品評論本を売る予定です。
○『やれたかも委員会』に取材協力しました。
『やれたかも委員会』(https://note.mu/yoshidatakashi3/n/na63c34ee5adc)の「童貞からの長い手紙」に取材協力しました。単行本1巻分のエピソードになるそうです。
ちなみに基になったお話はこちら
https://ch.nicovideo.jp/macgyer/blomaga/ar1011063
さて、今回のブロマガですが、元号が令和に改まったということで、大事なことについて書かねばなりません。
なにが大事かって……そう、「令和ライダー」ですよ!
●祝え! 新元号ライダーの誕生を!
皆さんご存知の通り、1号からJまでを「昭和ライダー」、クウガから現役ライダーであるジオウまでを「平成ライダー」と区分していたわけです(厳密には『仮面ライダーBLACK RX』の途中から『仮面ライダーJ』までの昭和ライダーは平成に製作され、放映されていました)。この昭和ライダーと平成ライダーの区分は、当初は冗談のようなものだったのですが、『クウガ』から始まる平成ライダーのインパクトが強くなるにつれ「公式」である東映も無視できなくなり、2014年に『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』、2017年に『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FINAL』、2018年に『仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FOREVER』といった、「元号による区分」を多分に意識した作品が公開されるようになりました。
故に、「新元号ライダー」誕生は必至と考えられます。具体的には、『仮面ライダージオウ』の後番組の主役ライダーは「令和ライダー」の第一号となることでしょう。や、『ジオウ』という番組の特異性を考えると、番組の中で初の令和ライダーが誕生するも、パラレルワールド化のライダーとなってしまったり、時空の歪みに飲み込まれてしまったりして幻となる……というようなお話を持ってくる可能性もあります。
いやー、楽しみですね! ライダーに興味ない人にとってはちんぷんかんぷんな話かもしれませんが。
●令和ライダー対平成ライダー
で、令和ライダー作品が二作、三作……と続いていけば、ある次期に必ず映画『令和ライダー対平成ライダー』が製作されるはずです。「平成ライダー20作目には必ず『仮面ライダー ダブルディケイド』が放映される」という中途半端な予測を中途半端に外した自分ですが、これは間違いないです。「ある時期」がいつかというと、多分トリプルディケイドである2028年か、クアドロプルディケイドである2038年のはずです。10対20あるいは20対20で令和ライダー対平成ライダーのライダー大戦が繰り広げられるわけですね!
2038年にどのようなライダーが放映されているか分かりませんが、「仮面ライダー40th(仮)」としましょう。
ある時、仮面ライダー40th(仮)の前に、アラフィフになって幾分か贅肉のついた門矢士が平成ライダー軍団を引き連れて現れるわけです。本当は五代雄介が適当なのですが、オダギリジョーは20年後も大物俳優なのでキャスティングが難しいかもしれません。
「令和ライダーだと……甘ったれるな!」
納得しがたい理由により、戦いを仕掛けてくる平成ライダー軍団。シリーズの基礎を築いた先輩たちのあまりの戦闘力に、マンネリも極まった仮面ライダー40th(仮)は敗北。池ポチャした40th(仮)に、ディケイドは棄て台詞を吐きます。
「だいたいわかった。令和ライダーなどライダーとは認めない。特にお前のようなひよっ子はな!」
映画には、他の令和ライダーも登場します。この令和ライダー、(どうせパラレルワールド化すると思いますが)ここでは仮に仮面ライダーシノビとしましょう。
番組終了後に世界を放浪していたシノビは、徘徊していた初老男を助けます。痴呆老人ばかりのホームレスが集まるキャンプ地に連れてゆくと、男はクリーニング作業に意外な才能を発揮し、無愛想でぶっきらぼうながらも隠せない人の良さから、皆の人気者となっていくのでした。
いっしょにクリーニング作業に精を出すシノビは、初老男とさまざまなことを語り合います。最愛の女、命を助けられなかった男、そして夢……いつしか二人は惹かれあい、年の差を超えた友人同士となっていきます。
しかし、ホームレスを排除しようと、行政の強制執行人がキャンプ地を襲います。ライダーに変身し、強制執行人を倒すシノビ。無事キャンプ地は守られたものの、ショックを受けている様子の初老男。
「おまえ、令和ライダーだったのか……次は俺が相手だ!」
初老男は仮面ライダー555に変身し、シノビに戦いを挑むのでした。
アクセルフォームによる超加速とブラスターフォームの高出力を使い分ける555の強さに圧倒されるシノビ。一瞬の隙をついて相打ちに持ち込み、お互いに変身解除に持ち込むも、ウルフオルフェノクに変身した初老男にシノビは敗れます。
「こんなものか……」
立ち去る初老男――乾巧を、倒れたまま呆然とみつめ続けるシノビ。
●令和は、英語で”The order to obey”
一方、トリプルディケイドライダー――ここでは「仮面ライダー30th(仮)」としましょう――30th(仮)は事態を調査しています。
強制執行により無人となったホームレスのキャンプ地を調査していた30th(仮)は、ダンボールの中から不思議なサングラスを発見します。何気なくそのサングラスをかけて街をブラブラと歩いてみると、30th(仮)は意外な真実に気づきます。
なんと、地球は既に地球人に擬態したゼイリブ星人に侵略され、町はゼイリブ星人による「消費しろ」「考えるな」「権力に従え」などの洗脳信号広告に満ち溢れていたのでした! 更に、令和ライダーと平成ライダーたちの対立を煽り、人間の自由と平和を守るはずのライダーたちを同士討ちさせようと画策していたのです。
サングラスはゼイリブ星人の擬態や、彼らが作り出している洗脳信号広告を見抜く機能があり、ホームレスの痴呆老人たちはレジスタンスとして彼らに対抗しようとしていた少年仮面ライダー隊の成れの果てでした。
「令和は、英語に訳すと”The order to obey”……この計画は令和に改元した頃から始まっていたんだ!」
令和という元号に秘められた恐るべき秘密に気づく令和ライダーたち。自分たちが生まれる前から罠に嵌っていたことに気づき、絶望する令和ライダーたち。
しかし、その時驚くべきことが起こります。
一人のゼイリブ星人が仮面ライダーに、それも仮面ライダージオウに変身したのでした。