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【第334号】キャプテン・ジャパン:続・マン・ウィズアウト・ア・カントリー
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【第334号】キャプテン・ジャパン:続・マン・ウィズアウト・ア・カントリー

2021-09-01 07:00
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    マクガイヤーチャンネル 第334号 2021/9/1
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    おはようございます。マクガイヤーです。

    なんか今年の夏は全然休めなかった気がします。

    どこかで一息つきたい今日この頃です。



    マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。



    9月6日(月)19時~「最近のマクガイヤー 2021年9月号」

    ・時事ネタ

    『シャン・チー/テン・リングスの伝説』

    『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』

    『ベイビーわるきゅーれ』

    『フリー・ガイ』

    『ドント・ブリーズ2』

    『孤狼の血 LEVEL2』

    『すべてが変わった日』

    『オールド』

    『アナザーラウンド』

    『スペース・プレイヤーズ』

    その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



    〇9月20日(月)19時~「『不滅のあなたへ』と天才漫画家 大今良時」

    4/12より放送されていたアニメ版『不滅のあなたへ』が最終回を迎えます。原作を丁寧にアニメ化しており、おそらく第二期もありそうな感じです。


    原作漫画である『不滅のあなたへ』は2016年から連載が始まり、現在も連載中です。単行本はもうすぐ16巻を数えます。フシと呼ばれる不死身の肉体と物体の性質を写し取る能力を持つ主人公を中心として、様々な時代や舞台を描きつつ、現在は第二部として「現世編」と呼ばれる、我々の現在に近い世界を舞台としています。もしかすると第三部として「未来編」が用意され、『火の鳥』にアンサーを捧げるような壮大な作品になるのかもしれません。

    『聲の形』で名を揚げた大今良時が「本当にやりたかったファンタジー作品」が本作なのだとしたら、やはり大今良時は漫画家として天才なのだと思います。

    そこで、『不滅のあなたへ』を解説しつつ、漫画家 大今良時の魅力を解説するような放送を行います。


    ゲストとして声優の那瀬ひとみさん(https://twitter.com/nase1204)をお迎えしてお送り致します。



    〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています

    当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。

    https://macgyer.base.shop/items/19751109


    また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。

    https://macgyer.base.shop/items/25929849


    合わせてお楽しみ下さい。





    さて、本日のブロマガですが、前回の続きとして、キャプテン・ジャパンの妄想話について書かせて下さい。




    ●マン・ウィズアウト・ア・カントリー その3

    翌日、火事が新聞やニュースで報道されました。


    ・〇月〇日深夜未明東京都千代田区の雑居ビルで火災が発生し、一時隣の建物にまで火が燃え移るなど現場は騒然となったこと。

    ・消火活動の結果、翌朝には鎮火したこと。

    ・オフィス街であり、深夜は人通りがほとんど無かったため、死人は出なかったこと。

    ・火災原因は不明であるが、ビルは1950年代に竣工し、老朽化が激しかった為、電気系統の事故が疑われること。

    ・ビルは解体される可能性が高いこと。

    ……等々を知るコウイチ。


    気がかりなのは、千代田やブラック・ウィドウ、その他の<盾の会>のメンバーたちの消息です。数日間様子をみましたが、連絡はまったくありません。その間、火災調査官による現場検証が行われましたが、地下にある<盾の会>本部施設は気づかれていないようでした。

    コウイチは夜の闇に紛れ、封鎖された火災現場に忍び込みます。焼け跡から、本部への入り口があった隠し扉を見つけ出し、階段を降りると……そこにはもぬけの殻となった地下室があるだけでした。最悪の可能性として、蒸し焼きとなった死体の山を想像していたコウイチはホッとしたものの、いったい何が起こっているのか、全く理解できませんでした。備品として置いてあった大量の書類やパソコンも一つ残らず無くなっていたのです。本部があった痕跡は、全く残されていませんでした。


    コウイチは登記簿謄本にあたり、ビルのオーナーについて調べましたが、宮内庁から払い下げられたビルを買ったオーナーは、地下施設があったことに気づいてすらいないようでした。

    ならばと、コウイチは宮内庁に押し掛けますが、当然のように不審者扱いされ、追い出されます。蒲田にある「千代田」の邸宅や、世田谷区にあるブラックリザードの邸宅にも行ってみましたが、なんの手がかりもありませんでした。秘密の地下室も無さそうです。


    果たして、<盾の会>はジャパン会議の強襲を受けて壊滅してしまったのか? それとも、何らかの理由で秘密裡に本部を移設したのか? ならば、何故連絡が無いのか。コウイチにはなにも分かりませんでした。



    ●マン・ウィズアウト・ア・カントリー その4

    結局、コウイチは派遣労働者としての生活に戻るほかありませんでした。

    コウイチは派遣会社への登録を抹消していませんでした。派遣会社から送られてくるメールに従い、昨日は工事現場で資材運び、今日は企業のオフィスで資料整理、明日はフクシマで除染作業……といった派遣労働者としての生活に戻るコウイチ。

     
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