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【第363号】『NOPE/ノープ』:エンジェルとラティーノ、あるいは全ての人類はラティーノになる
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【第363号】『NOPE/ノープ』:エンジェルとラティーノ、あるいは全ての人類はラティーノになる

2022-09-21 07:00
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    マクガイヤーチャンネル 第363号 2022/9/21
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    おはようございます。マクガイヤーです。

    今週は三連休が二回もあるので幸せを噛みしめています。

    毎月こんな感じだったらいいのになあ……



    マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。



    〇9月25日(日)19時~「最近のマクガイヤー 2022年9月号」

    ・時事ネタ

    『ヘルドッグス』

    『さかなのこ』

    『HYODO/八潮秘宝館ラブドール戦記』

    『AKAI』

    『スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免』

    『ワイルド・スタイル』

    『ブレット・トレイン』

    『ビースト』

    『ONE PIECE FILM RED』

    『映画デリシャスパーティ♡プリキュア  夢みる♡お子さまランチ!』

    『ザ・ディープ・ハウス』

    その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



    〇10月9日(日)19時~「『機動戦士ガンダム 水星の魔女』放送開始記念 レディー・ゴー!メカデザイナー天下一武道会」

    10/2よりアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』が放送されます。テレビ放送されるガンダムシリーズとしては『鉄血のオルフェンズ』以来5年ぶりとなるそうです。

    久しぶりのガンダムシリーズテレビ放送を記念して、というかかこつけて、お友達の虹野ういろうさん(https://twitter.com/Willow2nd)とメカデザイナーとメカデザインについてあれこれトークするニコ生をお送りします。

    おっさんがアニメやプラモのメカデザインについてキャーキャー語る楽しい回になると思います。



    〇10月31日(月)19時~「最近のマクガイヤー 2022年10月号」

    詳細未定

    いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



    〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています

    当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。

    https://macgyer.base.shop/items/19751109


    また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。

    https://macgyer.base.shop/items/25929849


    合わせてお楽しみ下さい。





    さて本日のブロマガですが、ニコ生でも特集した『NOPE/ノープ』について補講のようなものを書かせて下さい。

    公開から時間が経ったのでネタバレしても大丈夫だと思うのですが、なるべくネタバレに繋がらないような表現で書きますね。



    ●ジョーダン・ピールと人種ネタ

    夏休みシーズンにおける話題の映画『NOPE/ノープ』ですが、『ゲットアウト』『アス』といったジョーダン・ピール過去作品と比べると賛否両論のようです。

    何故でしょうか? SNSでの感想等をみるに、以下が主な理由のようです。


    ① 面白くなるまでが長い

    ② ホラー映画かと思ったら違うジャンルの映画だった

    ③ 人種ネタ――差別を笑い飛ばしたり皮肉ったりするようなネタ――が少なかった

    ④ メタファーが分かりづらい


    このうち①と②、③と④は同じことを別の観点で表現していると自分は考えます。

    まず①と②について。

    ジョーダン・ピールがスピルバーグを大リスペクトしていることは有名ですが、『未知との遭遇』を強く連想させるようなポスターや予告編を作りつつ、実際は『激突!』『ジョーズ』のような映画になっています。ジャンル転換が起こるまでが長いので、面白くなるまでが長いと感じてしまうわけです。『トワイライトゾーン』の一編のような、あるいは「奇妙な味」ものの短編小説のような話を長編化した『ゲットアウト』や『アス』にも同じ問題がありました(一方で、名作という評価が確固としてある『激突!』や『ジョーズ』は、「面白くなるまでが長い」とは決していわれません)。

    次に③と④について。

    実は、『NOPE/ノープ』には『ゲットアウト』や『アス』と同じくらいの人種ネタが仕込まれています。しかしそのほとんどがアメリカの文化や歴史についてよく理解していることを前提としていたり、ジョーダン・ピールの頭の中でのみ結びついているので注意深く観ていないと気づかないものだったりします。



    ●ゴーディとパンくん

    たとえばその一つは、チンパンジーのゴーディです。

     
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