━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マクガイヤーチャンネル 第378号 2023/3/22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

おはようございます。マクガイヤーです。

祝日が嬉しい今日この頃ですが、土曜日と被ると本当に損した気分になってしまいますね。



マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。



〇3月27日(月)19時~「『シン・仮面ライダー』と改造人間 庵野秀明」

(「『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』とトラルファマドール星人」から変更となりました)

期待の新作映画『シン・仮面ライダー』が3月18日(一部劇場では3月17日)より公開されます。『仮面ライダー』のリブート作品でありつつ、『シン・ゴジラ』『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』『シン・ウルトラマン』に続く庵野秀明の「シン・シリーズ」四作目です。『シン・ウルトラマン』とは異なり、庵野は脚本だけでなく監督も務めます。

「僕が観たかったライダーを作るのではなく、僕と同じ世代に「こういうライダーも良いよね」と思ってもらえる、そしていろんな世代に楽しんでもらえる作品にしたい」と、庵野は本作品の制作に対する意気込みを述べていますが、果たして本当にそのような作品なのでしょうか?

そこで、庵野秀明の人生や他作品を参照しつつ、『シン・仮面ライダー』について解説するような放送を行います。

ゲストとして編集者のしまさん(https://twitter.com/shimashima90pun)とお友達のナオトさん(https://twitter.com/Triumph_march)をお迎えしてお送り致します。



〇4月10日(月)19時~「『グリッドマン ユニバース』とあらかじめ失われた青春」

3月24日より映画『グリッドマン ユニバース』が公開されます。1993年から1994年にかけて放送された円谷プロの特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原作とするTVアニメ『SSSS.GRIDMAN』、その第二弾『SSSS.DYNAZENON』がクロスオーバーを果たす劇場版長編アニメ、とされています。

『SSSS.GRIDMAN』は、原典である『グリッドマン』は当然として、特撮とトランスフォーマーへの愛が詰め込まれた作品でした。ところが『SSSS.DYNAZENON』ではトランスフォーマーへの愛の代わりに、劇中人物間の恋愛、というか濃厚な人間ドラマが描かれました。これは期間限定で配信されたボイスドラマも同様で、人間ドラマというよりも失われた青春と言い換えても良いかもしれません。

そこで、関連作品に触れつつ映画『グリッドマン ユニバース』を解説するような放送を行います。

ゲストとして声優の那瀬ひとみさん(https://twitter.com/nase1204)をお迎えしてお送り致します。



〇4月24日(月)19時~「最近のマクガイヤー 2023年4月号」

詳細未定

いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています

当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。

https://macgyer.base.shop/items/19751109


また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。

https://macgyer.base.shop/items/25929849


合わせてお楽しみ下さい。





さて、本日のブロマガですが、『シン・仮面ライダー』ニコ生についての準備をしていたら、小説『仮面ライダー 1971-1973』のことについて思い出したので、そのことについて書かせて下さい。



●『仮面ライダー 1971-1973』とは

『仮面ライダー1971-1973』は、小説家・脚本家・漫画原作者である和智正喜による『仮面ライダー』の小説版です。まず2002年に第一作『仮面ライダー 誕生1971』、翌2003年に続編『希望1972』が書かれました。2009年に三作目である『流星1973』を含む愛蔵版が出版社を変えて発表され、当初は5部構想だったそうなのですが、これで完結しています。

本作は、「もし藤岡弘、が事故に遭わず、仮面ライダーは本郷猛ただひとりだったら」というコンセプトで書かれています。舞台もテレビ版『仮面ライダー』が放送されていた1971~1973年の日本で、ショッカーの設定などを含めて和智正喜によるオリジナルの要素というか再解釈に特徴があります。

現在、『仮面ライダー1971-1973』は入手困難なのですが、庵野秀明は『仮面ライダー』の中でも2号が登場するまでの、いわゆる「本郷編」を偏愛していること、『シン・仮面ライダー』におけるショッカーの設定に共通点があることなどから、紹介したいです。