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【第397号】『ゴジラ-1.0』は反戦映画か?それとも新しい戦意高揚映画か?あるいは疑似的な戦争相手としてのゴジラ
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【第397号】『ゴジラ-1.0』は反戦映画か?それとも新しい戦意高揚映画か?あるいは疑似的な戦争相手としてのゴジラ

2023-11-22 07:00
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    マクガイヤーチャンネル 第397号 2023/11/22
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    おはようございます。マクガイヤーです。

    久しぶりに時間のある週末だったので、お笑いライブを見に行ったり、映画を観まくったりしました。この季節に映画館で映画を二本観ちゃうとすぐ暗くなっちゃうのですが、仕方ないですね。

    それにしても、SNSをみてると思わずグミとマフィンが食べたくなる週末でした。



    マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。



    〇11月27日(月)19時~「最近のマクガイヤー 2023年11月号」

    ・時事ネタ

    『サタデー・フィクション』

    『愛にイナズマ』

    『月』

    『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』

    『首』

    『スラムドッグス』

    『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』

    『マーベルズ』

    『SISU/シス 不死身の男』

    『ドミノ』

    『極限境界線-救出までの18日間-』

    その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



    〇12月18日(月)19時~「最近のマクガイヤー 2023年12月号」

    詳細未定

    いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



    〇12月25日(月)19時~「劇場版アニメ公開記念 スパイ映画としての『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』と覇権漫画としての『SPY×FAMILY』」

    12月22日より映画『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』が公開されます。原作の遠藤達哉が監修・キャラクター原案を務める完全新作ストーリーが展開されるそうです。『SPY×FAMILY』『怪獣8号』『ダンダダン』と並ぶ少年ジャンプ+完全オリジナルの看板漫画なだけに、本編から独立した完全新作ストーリーがどんな話になるのか楽しみなところです。

    そこで、『SPY×FAMILY』とその劇場版の魅力について解説するような放送を行います。

    ゲストとして舞台女優の桜木ゆいさん(https://twitter.com/sakuramauyoru)をお迎えしてお送り致します。



    〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています

    当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。

    https://macgyer.base.shop/items/19751109


    また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。

    https://macgyer.base.shop/items/25929849


    合わせてお楽しみ下さい。





    さて、本日のブロマガですが、映画『ゴジラ-1.0』について書かせて下さい。



    ●グレート・ヒット・オア・ダイ

    というわけで現在大ヒット中の『ゴジラ-1.0』ですが、SNSをみたり友人知人の感想を聞いたりする限り、VFXは最高、お話は賛否両論、役者の芝居や人間ドラマの演出は「朝ドラ並みに分かりやすい」――というのが、大方の評だと思います。

    「朝ドラ並みに分かりやすい」というのは、「怪獣映画なのでオーバーな芝居が合う」と許容する人もいれば、「映画なのに映像ではなく台詞で説明したり、同じことを何回も言ったりする」と否定的な人もいます。「芝居や演出が分かりやすくて最高!」と感じてる人は、そんなにはいない印象です。映画は朝ドラみたいに食事したり、皿を洗ったりしながらみるものではなく、暗い屋内である程度の集中を強制させられるメディアだからです。

    にも拘わらず、映画館内でスマホを確認しながら観ても分かるような演出にしているのは、山崎貴にはそのような演出しかできないから……と思い込んでいました。山崎貴(以後たかしと表記)の映画監督としての処女作『ジュブナイル』は多くの人がたかし映画史上最高傑作と評する作品で、「子役の演技なんてこんなものか」という視点で観るが故に傑作と評される面が多々あるのですが、たかしはこの時子役につけた演出手法を以後の映画で成人した役者に対しても用いているのではないかと思っていたのです。


    しかし、たかし自らが書いた小説版『ゴジラ-1.0』を読み、考えが変わりました。

     
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