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マクガイヤーチャンネル 第440号 2025/9/17
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おはようございます。マクガイヤーです。

三連休が終わってしまいました。連日昼過ぎに起床し、せっかくの三連休をなんだか無駄に過ごしたような気もしますが、来週も祝日があるのでまだまだなんとかなると考えています。



マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。



〇9月21日(日)19時~「最近のマクガイヤー 2025年9月号」

・時事ネタ

・『8番出口』

・『愛はステロイド』

・『ボーイ・キルズ・ワールド 爆拳壊界流転掌列伝』

・『純烈 ドキュメンタリー 死ぬまで推すのか』

・『THE MONKEY ザ・モンキー』

・『ベスト・キッド レジェンズ』

・『パトリックとクジラ 6000日の絆』

・『ヒックとドラゴン』

・『宝島』

・『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』

・『チェンソーマン レゼ篇』

・『男神』

・『侵蝕』

・『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』

その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



〇10月6日(日)19時~「『機動戦士ガンダム サンダーボルト』とガンダム外伝地獄」

漫画『機動戦士ガンダム サンダーボルト』が9/26発売のビッグコミックスペリオールで最終回を迎えます。おそらく太田垣康男のライフワークだったSF漫画『MOONLIGHT MILE』の連載を中断してまで始めた連載は、約13年、単行本にして27巻分(+外伝5巻分)続き、アニメ化もされました。大団円といって良いでしょう。

しかし、『MOONLIGHT MILE』が好きだった自分としては、複雑な思いもあります。

『サンダーボルト』はSF漫画としても戦争漫画としても傑作なのですが、果たして「ガンダム」である必要はあったのか、オリジナル作品である『MOONLIGHT MILE』との相違点、『鉄血』や『GQuuuuuuX』との相互影響等々……

そこで完結にあたり、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』や太田垣康男の他作品、他のガンダム作品との関係性について語るような放送を行います。

ゲストとしてお友達の虹野ういろうさん(https://x.com/Willow2nd)をお迎えしてお送り致します。



〇10月20日(月)19時~「「すべての映画はアニメになる」のか?『秒速5センチメートル』とアニメ実写化映画」

10/10に実写映画『秒速5センチメートル』が公開されます。新海誠による2007年の同名アニメーション映画の実写化です。アニメと同じく劇中歌を山崎まさよしが担当しますが、63分の中編が約2時間の長編に改編されるそうです。松村北斗、高畑充希、森七菜らが出演することでも話題です。

押井守が「すべての映画はアニメになる」と発言してから20年以上が経ちました。映画のデジタル化により、実写映像でも作り手の意図に沿って完全にコントロール可能になる――実写とアニメの境界が無くなる――という意味の発言ですが、確かな限界もみえてきたように思います。

そこで実写映画『秒速5センチメートル』について解説すると共に、ここ最近のアニメ実写化映画について振り返るような放送を行います。

ゲストとして映画ライターの竹島ルイさん(https://x.com/POPMASTER)と編集者のしまさん(https://x.com/shimashima90pun)をお迎えしてお送り致します。



〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています

当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。

https://macgyer.base.shop/items/19751109


また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。

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合わせてお楽しみ下さい。





さて、本日のブロマガですが、「全スーパー戦隊展」に行ってきましたのでレポートを書かせて下さい。


●全スーパー戦隊展とは?

8月8日~27日に東京ドームシティ プリズムホールにて「全スーパー戦隊展」が開催されました。スーパー戦隊50周年を記念して開催される展覧会です。


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「昭和」「平成」「令和」の3つの時代と共に振り返り、

これまで一般公開されることのなかった、

撮影で実際に使用された小道具や衣装・ロボット等の

ミニチュアなど約500点を展示します。

https://sentai50th.com/#feature_wrapper

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同じ東京ドームシティでは数か月前に「超クウガ展」が開催されました。非常にためになる展覧会で(https://ch.nicovideo.jp/macgyer/blomaga/ar2217294)せっかくなのでスーパー戦隊展の方も行ってみたわけです。


●行ってみた

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超クウガ展が開催されたのはギャラリーGallery AaMoでしたが、でスーパー戦隊展が開催されたのはプリズムホールでした。東京ドームシティはイベント会場としてスペースの広さがそれなりなものの、ビッグサイトや幕張メッセに比べてアクセスが便利なので有難いですね。

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入場するとWebとおなじ文面の「ごあいさつ」が目に入ります。

ここで石森プロやバンダイとならんで関智一に謝辞が贈られていることに注目してしまいます。そりゃゴジュウジャーでプロデューサー役もやっちゃうよな。


●正義側のプロップや衣装は撮影不可

会場は撮影可能な展示と撮影不可な展示がはっきりと分かれていました。

入場するとまず通されるのが、スーパー戦隊全49作の映像が移されたモニターが壁に貼り付けられた大きな 円形の部屋です。まずこれまでのスーパー戦隊のことを思い出して欲しいという主催者側の意気込みが感じられると共に、混雑防止(入場後、一ヶ所に客が集中することが無くなる)も兼ねた良い展示でした。そういえば超クウガ展も最初にまず映像展示があったのですが、最近の流行なのかもしれません。

客層は超クウガ展に比べて幅広く、親子連れもいれば一人客もいました。近年のファン層を反映しているのか、意外に女性が多かったのが印象的でした。


その後、撮影で使われたプロップや衣装の展示がありました。

第一作であるゴレンジャーから最近作であるブンブンジャーまで、ツボを押さえた展示が続き、幾つかには演じたキャストのコメントまで付いていたのですが、基本的に正義側のプロップや衣装は撮影禁止。そりゃそうだろうと思う一方で、東映の著作権管理は厳しいなとも感じてしまうのでした。

初期のプロップは木製で塗装が剥げていたり、近作のプロップでも一部明らかに紙製で意外にもチャチな作りだったりしたのが意外でした。これらが画面に写ると本物っぽくみえるんですね。

衣装はあるポイント、具体的にはゼロ年代あたりから明らかにクオリティが上がっていくのがはっきりと分かりました。


●悪役側の着ぐるみや衣装は全部撮影可

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一方で、悪役側の着ぐるみや衣装は全部撮影可可能でした。

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戦闘員が守る玉座に座って撮影可能というサービスまであります。

「悪役側のキャラで商売するつもり無いから!」という東映の偉い人の声が聞こえてきそうです。

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スペースが広いわけでは無いのですが、ツボを押さえたセレクションが光ります。浦沢キャラであるヤツデンワニと絶対みたいもんな。

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デコトラーデとイターシャの足元にはしっかりヤイヤイ・ヤルカーがありました。これはお子さんも大満足ですね。

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へドリアン女王からヨドンナまで、完全にツボを心得た顔出し女性幹部の衣装展示。客のニーズを完璧に掴んでいるのが見事という他ありません。

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ホラン千秋がまたこの衣装を着る時が来るのかどうか、気になります。

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更に更にツボを押さえた悪役側のマスク展示。

着ぐるみのラテックスは劣化する一方、樹脂で作ったマスクは保存環境が良ければずっと残るわけですね。とはいうものの、イナズマギンガーはもう限界な気もします。

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このガッシュの頭部は最終回の最後のカットで使われたやつだと思いますが、非常に印象的だったので感慨深いです。

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ジューノイド五獣士ならぬ四獣士。アクアイガーは水で劣化したのかしれません。

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で、ここにファラキャットの衣装を置くのが分かっているとしか言いようがありません。おっさん殺しですね。

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その後に続くのは巨大ロボコーナー。こちらも撮影可。

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塗装がめちゃめちゃ綺麗な新造ロボたち。ダイデンジンとバイオロボはパチンコスーパー戦隊時に新造されたやつだと思います。バトルフィーバーロボは今回のために新造されたらしいです(https://news.mynavi.jp/article/20250808-3400727/2)。

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バイオロボといえばモップでお掃除なわけで、こんな気の利いたフォトスポットもありました。ぼっち客なので写真を撮らなかったのが悔やまれます。

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その他のロボは実際に本編で使用されたものなのですが、その脇にさりげなく展示されたバイク群には大興奮です。最近は公道撮影が厳しくなったのか、戦隊用バイクも用意されなくなったよな……

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今でもメチャメチャカッチョ良いと思うシャークブリッダー。このままデスレースも走れそうです。

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須賀川特撮アーカイブセンターから持ってきたというメカのプロップ展示。ATACが無かったらこのうち幾つかは失われていたかもしれませんね……

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スカラベーダ―やゴズマードがあったのには興奮してしまいました。悪役側のメカでも、出来の良い奴はちゃんと保管しているんですね。

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玩具展示コーナーを経て、全スーパー戦隊(マネキン)が勢ぞろいする最後のコーナー。さすがに壮観で、人だかりが出来ていました。

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本編ではCGだったキジブラザーやイヌブラザーもちゃんといましたね。

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最後の最後に、公認に混ざれない非公認戦隊の三人が会場外で展示されていたのには爆笑してしまいました。放映から13年経つので、何も知らない子供たちに「何これー?」と言われていたのに爆笑してしまいました。


というわけで充実の展示でした。

既に東京開催は終了したのですが、10月4日から名古屋でも開催されるそうなので、気になる方は行ってみるのも良いと思います。




番組オリジナルグッズも引き続き販売中です。

マクガイヤーチャンネル物販部 : https://clubt.jp/shop/S0000051529.html

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