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どうも、マクガイヤーです!
この度は自分のニコ生チャンネルに入会頂き、ありがとうございました。
木曜日に「岡田斗司夫の光と闇」をテーマに第一回の放送を行ったわけですが、如何でしたでしょうか?
途中から岡田斗司夫本人が乱入してきたわけですが、おかげで面白い放送になったと思います。
しかし、本来やるはずだった内容をみたかったというご意見も多く頂きました。
今回から三回ほど続くメルマガでは、岡田斗司夫が乱入してこなかったらやるはずだった内容を含めて、少し思うところを書こうと思います。
自分が初めて岡田斗司夫のことを意識したのは、おたくウィークリーからです。当然、自分はおたくであり、オタクでした。そういえば、「おたく」を「オタク」という表記に書き換えたのも、オタクのオピニオン・リーダーとしての岡田さんの功績でしたね。
『エヴァ』や『クソゲーハンター』といった「いま」の話題が載りつつ、大塚英志や竹熊健太郎や飯野賢治とのバトルがリアルタイムで掲載されたおたくウィークリーは本当に面白く、研究室の友達と一緒に読んで、盛り上がっていました。その頃、インターネットは今のように多くの人が接続できる環境ではなかった(自分も大学から接続していました)ですし、「炎上」という言葉もありませんでしたが、今だったら更新の度に炎上が起こっていたのではないでしょうか。
そのうち、なんとなく観ていた『BSマンガ夜話』にて、ハイテンションで上から目線で面白いことをいうデブが、おたくウィークリーの編集長と同一人物であることに気づき、『ぼくたちの洗脳社会』や『オタク学入門』といった著作を読むようになりました。就職活動の時に『東大オタキングゼミ』のディズニーランドの章を丸パクリしたエントリーシートをよみうりランドに提出したのも、今となっては良い思い出です。
以降も、GyaOジョッキーやらロフトプラスワンのイベントやらと岡田斗司夫の活動を追い続け、「信者」と呼ばれることを覚悟してFREEexに入り、そこで知り合った友人たちとニコ生番組を始める……というのが現在に至るまでの大まかな流れです。
もうちょっと具体的に書きましょう。
岡田斗司夫はFREEexのことを「会社」や「家族」や「学校」の新しいかたちであると言っていました。基本的に、こちらがお金を払って参加する「会社」であり「家族」であるわけですから、岡田斗司夫がどんなに独裁権を振りかざそうとも、実のところ主導権はこちら側にありました。一年単位の更新であるとはいえ、嫌になったり不満を感じたりしたら、辞めたり距離をとったりすれば良いだけの話でした。
ニコ生で「学習塾などに比べればありえないほど低い更新率」についてお話しましたね。繰り返しますが、岡田斗司夫は、愛人80人はおろか、自分の私生活についてFREEex内部でオープンにしていなかったので、辞めていった人たちの多くは、岡田斗司夫の独裁っぷりに不満を感じたことが辞める原因でした。
それでも、自分は三年間FREEexを続け、「卒業」までしてしまいました。岡田斗司夫やFREEexの仲間たちと一緒に本を作る作業に参加したり、飲み屋やボイスチャットで馬鹿話することが、とにかく楽しかったのです(ちなみに、どんな具合に本を作っていったかについては以前ブログに書きました)。
もっといえば、確かにFREEexは「会社」であり「家族」であり「学校」でした。普通に会社勤めしたり、学校に通っていただけでは会えない人達に会えましたし、知り合えない人達と知り合えました。
実は、FREEexに入って三日で、辞めることを考えました。自分は数週間ほど悩んでいたので遅れて入会したのですが、既に「先輩社員」による活動の体制や派閥らしきものが出来上がっており、居場所や活動の余地を作るのは難しそうだったのです。
しかし、その後、西村博之がFREEexに加入し、リアルにミーティングする機会があり、考え直しました。リアルで目にするひろゆきは自分の勝手な思い込みとは全く違っていて、ミーティングの取り回し方といい知識量といい、びっくりするくらいの有能な男でした。
結局、ひろゆきがFREEexに積極的に関わったのはそのミーティング前後の数ヶ月なのですが、自分はFREEexの価値について考え直しました。岡田斗司夫の名前を使って普段会えない人に会えたり、経験できないことを経験できる――まさにロフトプラスワンの「会社説明会」で岡田斗司夫が説明した通りでした。その後、「情報室」と呼ばれるネットでの評価の集計や、書籍の編集といった活動に積極的に関わっていくきっかけになりました。
そういう意味で、単に岡田斗司夫に怒られたり、喧嘩したりして、辞めていった人達は「根性無し」だと思います。FREEexが「会社」であり「家族」であり「学校」であるのならば、上司や父親や教師がムカつくのは当然の話です。
一度、友人と一緒に企画したイベントが、最後の最後に岡田斗司夫の「やりたくない」という一言でポシャってしまったことがありました。友人はそれで岡田斗司夫に対する熱が急激に冷めてしまったようですが、自分は違いました。岡田斗司夫本人の意向がどうであるかに関わらず、岡田斗司夫の「名前」や「評価」をどう利用していくかを考えるようになったのです。
もっといえば、FREEexが「家族」であるのならば、子供はいつか父を(精神的に)殺さなければなりません。飲み会や深夜のボイスチャットでそのことをFREEexの友人に話すと、驚かれたり、自分の息子が殺そうとしてきたらどうするんだと返されたりしました。もしそうなったら、涙が出るほど嬉しいことであるのは、『グラップラー刃牙』を読んでいれば分かることです。
そういった心持ちで三年間を終え、書籍やニコ生番組や仲間といった自分なりの成果も得て、そのニコ生番組も軌道に乗り、今に至ります。
岡田斗司夫のことはある程度理解したつもりでいましたが、そんな自分にとっても、今回のニセ写真騒動や愛人80人宣言、それに続く愛人リスト流出は驚きでした。
まず、岡田斗司夫はFREEex内部では自分の私生活――元妻や娘や「愛人」との家族生活について、ほとんどと言っていいほど話題にしませんでした。それらについて岡田斗司夫に質問する人もほとんどいませんでした。職場や学校で上司や先生に「奥さんとどういう生活送っているんですか?」と質問する人が少数であるのと同じです。皆、岡田斗司夫の私生活よりも岡田斗司夫が生み出すコンテンツに興味があったのです。
とはいえ、パートナーとして付き合っている女性がいること、それも複数人いることは、想像に難くありませんでした。英語がそれほどできないのにアメリカやヨーロッパに頻繁に旅行に行く、原稿や講演準備がなかなか進んでいないのにいつも忙しそうにしている、Twitterや2ちゃんねるに目撃情報が上がる……講演に「マダム」と呼ばれるとにかくエロい妙齢の人妻女性が常に現れ、吉祥寺事務所への送り迎えを担当していた時期もありました(これは本人もTwitter等で話題にしていました)。なによりも、パイプカットをしていて、更にパイプカットの事実にあまり触れて欲しくない雰囲気を本人が出していたことが印象的でした。
飲み会や打ち上げのような場なら「彼女とかいるんですか?」と質問する人もいたかもしれません。しかし、岡田斗司夫は酒を飲まないこともあり、そのような催しにほとんど参加しませんでした。
次号に続く
2月16日(月)掲載予定
本メルマガについては、TwitterやFacebookやブログ等で話題にして頂けると、宣伝になるのでとてもありがたいです。常識の範囲内で引用やコピペによる紹介もして頂いて構いません。でも、全文コピペは勘弁な!
Dr.マクガイヤー
Twitter:https://twitter.com/angusmacgyer
ブログ:http://d.hatena.ne.jp/macgyer/
発 行:株式会社タチワニ
マクガイヤーチャンネル 第1号 2015/2/9
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どうも、マクガイヤーです!
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木曜日に「岡田斗司夫の光と闇」をテーマに第一回の放送を行ったわけですが、如何でしたでしょうか?
途中から岡田斗司夫本人が乱入してきたわけですが、おかげで面白い放送になったと思います。
しかし、本来やるはずだった内容をみたかったというご意見も多く頂きました。
今回から三回ほど続くメルマガでは、岡田斗司夫が乱入してこなかったらやるはずだった内容を含めて、少し思うところを書こうと思います。
自分が初めて岡田斗司夫のことを意識したのは、おたくウィークリーからです。当然、自分はおたくであり、オタクでした。そういえば、「おたく」を「オタク」という表記に書き換えたのも、オタクのオピニオン・リーダーとしての岡田さんの功績でしたね。
『エヴァ』や『クソゲーハンター』といった「いま」の話題が載りつつ、大塚英志や竹熊健太郎や飯野賢治とのバトルがリアルタイムで掲載されたおたくウィークリーは本当に面白く、研究室の友達と一緒に読んで、盛り上がっていました。その頃、インターネットは今のように多くの人が接続できる環境ではなかった(自分も大学から接続していました)ですし、「炎上」という言葉もありませんでしたが、今だったら更新の度に炎上が起こっていたのではないでしょうか。
そのうち、なんとなく観ていた『BSマンガ夜話』にて、ハイテンションで上から目線で面白いことをいうデブが、おたくウィークリーの編集長と同一人物であることに気づき、『ぼくたちの洗脳社会』や『オタク学入門』といった著作を読むようになりました。就職活動の時に『東大オタキングゼミ』のディズニーランドの章を丸パクリしたエントリーシートをよみうりランドに提出したのも、今となっては良い思い出です。
以降も、GyaOジョッキーやらロフトプラスワンのイベントやらと岡田斗司夫の活動を追い続け、「信者」と呼ばれることを覚悟してFREEexに入り、そこで知り合った友人たちとニコ生番組を始める……というのが現在に至るまでの大まかな流れです。
もうちょっと具体的に書きましょう。
岡田斗司夫はFREEexのことを「会社」や「家族」や「学校」の新しいかたちであると言っていました。基本的に、こちらがお金を払って参加する「会社」であり「家族」であるわけですから、岡田斗司夫がどんなに独裁権を振りかざそうとも、実のところ主導権はこちら側にありました。一年単位の更新であるとはいえ、嫌になったり不満を感じたりしたら、辞めたり距離をとったりすれば良いだけの話でした。
ニコ生で「学習塾などに比べればありえないほど低い更新率」についてお話しましたね。繰り返しますが、岡田斗司夫は、愛人80人はおろか、自分の私生活についてFREEex内部でオープンにしていなかったので、辞めていった人たちの多くは、岡田斗司夫の独裁っぷりに不満を感じたことが辞める原因でした。
それでも、自分は三年間FREEexを続け、「卒業」までしてしまいました。岡田斗司夫やFREEexの仲間たちと一緒に本を作る作業に参加したり、飲み屋やボイスチャットで馬鹿話することが、とにかく楽しかったのです(ちなみに、どんな具合に本を作っていったかについては以前ブログに書きました)。
もっといえば、確かにFREEexは「会社」であり「家族」であり「学校」でした。普通に会社勤めしたり、学校に通っていただけでは会えない人達に会えましたし、知り合えない人達と知り合えました。
実は、FREEexに入って三日で、辞めることを考えました。自分は数週間ほど悩んでいたので遅れて入会したのですが、既に「先輩社員」による活動の体制や派閥らしきものが出来上がっており、居場所や活動の余地を作るのは難しそうだったのです。
しかし、その後、西村博之がFREEexに加入し、リアルにミーティングする機会があり、考え直しました。リアルで目にするひろゆきは自分の勝手な思い込みとは全く違っていて、ミーティングの取り回し方といい知識量といい、びっくりするくらいの有能な男でした。
結局、ひろゆきがFREEexに積極的に関わったのはそのミーティング前後の数ヶ月なのですが、自分はFREEexの価値について考え直しました。岡田斗司夫の名前を使って普段会えない人に会えたり、経験できないことを経験できる――まさにロフトプラスワンの「会社説明会」で岡田斗司夫が説明した通りでした。その後、「情報室」と呼ばれるネットでの評価の集計や、書籍の編集といった活動に積極的に関わっていくきっかけになりました。
そういう意味で、単に岡田斗司夫に怒られたり、喧嘩したりして、辞めていった人達は「根性無し」だと思います。FREEexが「会社」であり「家族」であり「学校」であるのならば、上司や父親や教師がムカつくのは当然の話です。
一度、友人と一緒に企画したイベントが、最後の最後に岡田斗司夫の「やりたくない」という一言でポシャってしまったことがありました。友人はそれで岡田斗司夫に対する熱が急激に冷めてしまったようですが、自分は違いました。岡田斗司夫本人の意向がどうであるかに関わらず、岡田斗司夫の「名前」や「評価」をどう利用していくかを考えるようになったのです。
もっといえば、FREEexが「家族」であるのならば、子供はいつか父を(精神的に)殺さなければなりません。飲み会や深夜のボイスチャットでそのことをFREEexの友人に話すと、驚かれたり、自分の息子が殺そうとしてきたらどうするんだと返されたりしました。もしそうなったら、涙が出るほど嬉しいことであるのは、『グラップラー刃牙』を読んでいれば分かることです。
そういった心持ちで三年間を終え、書籍やニコ生番組や仲間といった自分なりの成果も得て、そのニコ生番組も軌道に乗り、今に至ります。
岡田斗司夫のことはある程度理解したつもりでいましたが、そんな自分にとっても、今回のニセ写真騒動や愛人80人宣言、それに続く愛人リスト流出は驚きでした。
まず、岡田斗司夫はFREEex内部では自分の私生活――元妻や娘や「愛人」との家族生活について、ほとんどと言っていいほど話題にしませんでした。それらについて岡田斗司夫に質問する人もほとんどいませんでした。職場や学校で上司や先生に「奥さんとどういう生活送っているんですか?」と質問する人が少数であるのと同じです。皆、岡田斗司夫の私生活よりも岡田斗司夫が生み出すコンテンツに興味があったのです。
とはいえ、パートナーとして付き合っている女性がいること、それも複数人いることは、想像に難くありませんでした。英語がそれほどできないのにアメリカやヨーロッパに頻繁に旅行に行く、原稿や講演準備がなかなか進んでいないのにいつも忙しそうにしている、Twitterや2ちゃんねるに目撃情報が上がる……講演に「マダム」と呼ばれるとにかくエロい妙齢の人妻女性が常に現れ、吉祥寺事務所への送り迎えを担当していた時期もありました(これは本人もTwitter等で話題にしていました)。なによりも、パイプカットをしていて、更にパイプカットの事実にあまり触れて欲しくない雰囲気を本人が出していたことが印象的でした。
飲み会や打ち上げのような場なら「彼女とかいるんですか?」と質問する人もいたかもしれません。しかし、岡田斗司夫は酒を飲まないこともあり、そのような催しにほとんど参加しませんでした。
次号に続く
2月16日(月)掲載予定
本メルマガについては、TwitterやFacebookやブログ等で話題にして頂けると、宣伝になるのでとてもありがたいです。常識の範囲内で引用やコピペによる紹介もして頂いて構いません。でも、全文コピペは勘弁な!
Dr.マクガイヤー
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マクガイヤーチャンネル 第1号 2015/2/9
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企画編集:Dr.マクガイヤー
平野建太
平野建太
発 行:株式会社タチワニ
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