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younghopeさん のコメント

北朝鮮と韓国は休戦状態にあり、そのバックの米国と中国ロシアの対立が色濃く影を落としている。北朝鮮の核保有はロシアはともかく中国は肯定しない発言を繰り返しているが、対米国との力関係における北朝鮮の核保有は、韓国との力のバランスで排除されるものではない。米国がアジアに戦力を集中することなどできないし、たとえ集中できたとしても、地の利があるロシア中国に対応できるわけがない。米国が北朝鮮の核保有を認めることは、ロシア中国との力のバランスがさらに崩れ、米国のアジア撤退につながりかねず、非常に苦しい状況にあるといえる。米国の苦しさを無視した安倍首相のロシア訪問プーチン大統領との会談は、北朝鮮のことを考えると、米国の目的に大きく外れており、米国のいらだちが募り、何らかの対日本政府対策が、官僚を通じて、出てくるのではないか。北朝鮮の是認,否認、どちらの選択も大国米国の大きな後退を意味することは確かであり、非常に難しい状況にあるのではないか。
No.2
102ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
北朝鮮の核開発をさせない最も望ましい方法は、制裁を強化することではなく、北朝鮮の国家、政権を武力で持って倒すことをしないことを確約することである。  この問題は『日米同盟の正体』で言及したので、そこから引用したい。 ***************************** キッシンジャーは、核兵器と外交の関係につきさらに次のように述べている。 ・ 核保有国間の戦争は中小国家であっても、核兵器の使用につながる ・ 核兵器を有する国はそれを用いずして全面降伏を受け入れることはないであろう、 一方でその生存が直接脅かされていると信ずるとき以外は、戦争の危険を冒す国も ないとみられる ・ 無条件降伏を求めないことを明らかにし、どんな紛争も国家の生存の問題を含ま ない枠を作ることが米国外交の仕事である  キッシンジャーの言葉を現在の極東にあてはめて考えて見よう。われわれにとっては北朝鮮の核兵器
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。