なしさん のコメント
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『21世紀の戦争と平和』の一部 「自分の国は自分で守る」。当然のことです。でも、いまの日本にはこの極めて簡単な考えを忘れてしまっている人があまりにも多いのです。 「日本は米国に守ってもらっている。その関係が不安定にならないよう、貢物をもっとしなければ」という考え方が、現在の日本の主流になってしまっていないでしょうか。でもそれは世界の常識からすると、あまりにも異常な、倒錯した考え方です。 私は一九九三年、独立したばかりのウズベキスタンに大使として赴任しました。 ウズベキスタンが独立し、最初に行ったことは、ウズベキスタンからロシア軍を完全撤退させることでした。 ウズベキスタンは中央アジアの国です。周辺には、イラン、インド、パキスタン、中国が控えています。そして近隣のアフガニスタン、トルクメニスタン、カザフスタンやキルギスとは、国境や水資源の問題で紛争を抱えています。不安定な土地柄です。しかし独
そうはなりません。
国家の安全保障の要諦は軍備の増強ではなく外交です。
日本が今のように中国を敵視し、中国人には残忍な
肉食獣の DNAが存在すると主張するのをやめることです。
それは敵意の反射に過ぎません。
無意味な日米安保があるからこそ日本は中国に対して
世界で一番こわもての態度で接しています。
軍備で中国に対抗する道を選ぶなら、いづれGDP比20%
の軍事支出が必要になります。
北朝鮮は日本に対して何の脅威もありません。
北は本来日本と国交を結び関係を改善したくてうずうずしています。
もちろんカネのためですが。
北が日本に脅威だと主張するのは「敵意の反射」。
わたしは以前にも書いたことがありますが、キムジョンウンに
「竹島は日本の領土だ。南朝鮮は日本から盗んだ領土を返せ」と
言わせることはそんなに難しくないと考えています。
中国は、かすんで見えない遠い将来はともかく、自分たちが
世界最大、最強の大国になるまでははっきり平和を欲しています。
ですから日本は中国に対して日本と友好的な関係を保つのが
中国の利益になると思わせればよいのです。
それが外交です。
今の日本は中国が安定した平和的な環境を欲しているのを
百も承知で足元を見てケンカをふっかけています。
菅直人民主党政権がそれを始めました。
自分のほうがケンカを売ったくせに、中国の強硬姿勢を見て
岡田克也は「まさかここまでやってくるとは」などとアホな
ことを言っていました。
いかに中国をなめていたか。
今の自民党政権も同じ。
安保をやめて自主防衛に舵を切ってばじめて、日本は国家の安全を
守るのは第一に外交だと気付くことができるでしょう。
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