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フレデイ タンさん のコメント

私事だが昨日は忙しかった。朝、ジャックアンドベテイでシチズンフォーを観てスノーデンの気迫に改めて感嘆し、ランチタイムで英国のEU離脱を知り、英国の人民パワーの健在に安堵した。そして、夕刻、新進気鋭の社会思想家である白井聰氏の講演を聴いた。

白井氏は丸山真男の「戦後、戦争指導者のうちの誰一人として<私が戦争を始めた>とは言わなかった。むしろ<自分は内心反対だったのだが>と全員が言う。ならば誰に責任があるのか?彼らによれば誰にもない」といった不条理によって日本の間違った国家指導はより一層無残なものになった」という文脈を提示し、この文脈は今も尚健在で旺盛化しつつあると言うのだ。それはこれからも続き永続敗戦体制はゆるぎなく強化されていく可能性が濃厚だと言う。実に淋しい結論だった。

白井氏は官僚、マスコミ、産業界の上層部、労働組合、多くの無関心層が既に安倍体制の強力な意思と行動で押し潰されていると見ており、状況はかなり厳しい。

続く
No.16
101ヶ月前
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私は「安倍政権は戦後の政権で最悪である」と判断している。それはこの政権が実施しようとする政策を見ればあまりにも明らかである。 ①        集団的自衛権を実施しようとしている。集団的自衛権は日本を守る権利ではなく、米国戦略に自衛隊を差し出すシステムであり、憲法学者の95%が違憲とみなしている。 ②          原発の再稼働を実施しようとしている。原発の最大の問題は地震に耐えられないことである。原発建設で地震対策の根源は「これ以上大きい地震はこない。それに耐える」として設定した基準地震動が川内原発は620ガル、伊方原発は650ガルである。他方熊本地震では最大1580ガル、熊本でも843を記録している。とても再稼働できる状況ではない。 ③        安倍政権では報道への圧力が増大し、国境なき記者団の発表する2016年の「報道の自由度ランキング」は日本は対象の180カ国
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。