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abababさん のコメント

皮肉なことに、現在の米国の格差拡大は、レーガンの経済政策・レーガノミクスが生んだものだ(ヌーナンは知らないのだろうか)。レーガノミクスは新自由主義的政策であり、市場原理への信仰、社会保障の削減、大企業や富裕層のための減税、トリクルダウン理論、過度な規制緩和、軍事費の増大などを特徴とし、「小さな政府」を掲げた。その結果、米国には貧富の格差が広がった(日本は当時の米国と逆にデフレ社会だが、アベノミクスは新自由主義的政策という点ではレーガノミクスと同じだ)。

その流れは今でも続いている。たとえば、オバマが国民皆保険(オバマ・ケア)を実現しようとしても、ウォール街が強力に圧力をかけ結局は大手の保険会社と製薬メーカーが儲かる一方で国民は却って負担を強いられる制度に改悪されてしまった。
なぜ米国がこうした社会になったかについては、J・K・ガルブレイスの『満足の文化』(The Culture of Contentment,1992、邦訳、2014)に詳しい。20年以上前に書かれた本だが、米国の格差社会を知る上で必読の書であり、非正規雇用者が4割近くになった現在の日本の状況を読み解く上でも大いに参考になる。因みに「満足の文化」とは、既得権益を持つ(グローバル)大企業や富裕層が政府や国家によつて制度の上で守られる社会や文化のことだ。
No.3
100ヶ月前
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A: 事実関係 8 月 15 日 WSJ がペギー・ヌーナンの「同胞を見捨てる世界のエリート」のを掲載した。 ペギー・ヌーナンは WSJ 定期的寄稿者。レーガン元大統領のスピーチライターを務めた経歴を持つ主要論点 これに対して、なんと今次共和党予備選に出たジェブ・ブッシュが賛同のツイッターオをしている A thoughtful, provocative piece by @Peggynoonannyc. It's an unfortunate reality, but I think she gets this right.   ***********************************   WSJ ヌーナン論評「同胞を見捨てる世界のエリート」 ・西側では今、社会の頂点に立つ人々と社会の底辺に生きる人々に距離が生まれている。社会が比較的安定していた時代には、
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。