Mythe et poemeさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
26日朝日新聞は「新潟知事選 原発争点に」という大々的記事を掲載した。
この中に次の記載がある。
{ 「“まずは知事を代えてからだろう”
「麻生財務相は陳情に来る新潟県の首長や自民党の県議に対して、こう告げることがあったという。麻生氏は電力会社との関係が深く、原発停止による経済的打撃を強調する国会答弁もしている。再稼働を進める政権にとり、泉田氏はやっかいな存在だった」
しかし、記事は別の記者が継続して書く形をとり、次のように締めくくっている。
「ただ、そもそも知事に原発を止める法的な権限はない。三反園知事は九電に対して
即時停止し安全性を再点検するように要請したが、いずれも拒否された」
この記事を読めば「知事に権限がない」ような印象を受ける。
それならなぜ、麻生財務相は陳情に来る新潟県の首長や自民党の県議に対して“まずは知事を代えてからだろう”というのか。
朝日新聞が意識的
ちなみに朝日が嘘を書いているとは言っていない。一般人の、一般的レベルでは、こういう解説は「うそ」の範囲にはいるものだとして解釈されるだろうという解釈の問題だ。
もちろん、真実と嘘の問題に関しては、一般のわれわれよりも、新聞の方がよく理解しており、しかも、法的にも理論武装しているにちがいない。ここまでは法的には「嘘」にならないという線引きについては明確なマニュアルがあるにちがいない。
そのうえで、記事は書かれているのだろう。だから、記事が訂正されることはあるまい。
実に悲しいことですね、これは。
マックス・ウェーバーが言った「精神のない専門人」とはこのことだろう。
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