• このエントリーをはてなブックマークに追加

abababさん のコメント

新潟県知事選での米山候補不支持の経緯を見ても分かる通り(民進党は、原発再稼働反対の米山候補を支持しない連合の言いなりになって不支持を表明)、もともと「御用組合」でしかない連合に支えられている民進党は第二自民党でしかない。

民進党は、前身の民主党が鳩山と小沢を追放した時点で、訳の分からない党になってしまった。原発、TPP、集団的自衛権、ほとんどの政策において対立する二つのグループに分かれている。本来なら解党し自民党を含めた政界再編を行うべきだったが、政策本位の政治が行われないのが日本の不幸なところだ。

唯一、民進党に救いがあるとすれば、二つのグループが「分配政策」で一致していることだ。あの前原でさえ、財政学の井出英策らを招いて「分配」を言い出した。

成長政策を掲げたアベノミクスが上手くいかないことに気づいた安倍も、「分配」を言い出している(経済に無知な多くの国民は、デフレ下の金融緩和が失敗に終わることが予想できなかった)。だが安倍の言う「分配」は、経団連に賃上げを要請する程度の、官製の政策でしかない。

人口減少に向かい経済成長に頼れない日本にとって、残された道は「分配政策」しかない。幸い日本はインフラが充実しているので、それを活かした施策は十分可能だ。世論調査を見ても、国民の関心が最も高い分野は、決して安全保障や改憲ではなく、生活に密着した社会保障政策だ。その方向に議論をもっていけば、まだ野党として望みはあるだろう。
No.7
100ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  稲田朋美議員は、自他ともに有力総理候補として扱われてきた。 2015 年 6 月 17 日、ロイター通信の主催する講演会後の質疑で「女性初の首相を目指すのか」と問われ「政治家であるなら、誰でも首相を目指している」と答えた。  2016 年 2 月 17 日朝日新聞は、「安倍首相、森氏・稲田氏を “ きわめて有力な総理候補 ” 」と題し報道した。 しかし、衆院予算委員会で30日、稲田朋美防衛相が民進党の辻元清美氏の追及を受け、涙ぐみ、辻元氏は、稲田氏がジブチの自衛隊視察のため今年8月15日の全国戦没者追悼式に出席しなかったことなどを問題視、稲田氏は「今回、本当に残念なことに出席できなかったが、指摘は指摘として受け止めたい」と言葉を詰まらせながら答えるのが精一杯という情景をみせ、全国民の前に、総理としての資質のないことを暴露した。もしこの一件がなければ、稲田朋美議員は今後とも有力総理候補として扱われていく可能性が高く、
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。