稲田朋美議員は、自他ともに有力総理候補として扱われてきた。2015617日、ロイター通信の主催する講演会後の質疑で「女性初の首相を目指すのか」と問われ「政治家であるなら、誰でも首相を目指している」と答えた。 2016217日朝日新聞は、「安倍首相、森氏・稲田氏をきわめて有力な総理候補」と題し報道した。

しかし、衆院予算委員会で30日、稲田朋美防衛相が民進党の辻元清美氏の追及を受け、涙ぐみ、辻元氏は、稲田氏がジブチの自衛隊視察のため今年8月15日の全国戦没者追悼式に出席しなかったことなどを問題視、稲田氏は「今回、本当に残念なことに出席できなかったが、指摘は指摘として受け止めたい」と言葉を詰まらせながら答えるのが精一杯という情景をみせ、全国民の前に、総理としての資質のないことを暴露した。もしこの一件がなければ、稲田朋美議員は今後とも有力総理候補として扱われていく可能性が高く、