• このエントリーをはてなブックマークに追加

m.m.さん のコメント

ボブ・ディランがノーベル文学賞と聞いて、大抵の人は意外と感じ、そして納得したのではないだろうか。
「風に吹かれて」に影響を受けた世界中の若者たちが、ピーター・ポール&マリーの「花はどこへ行ったの」やジョンレノンの「イマジン」なども大ヒットし、日本でも数多くの反戦フォークソングが生まれた。米軍がベトナムから撤退せざるを得なくなった原因の一つとも言えるだろう。
その後、勢力を取り戻した軍産複合体が、中東やアフリカで戦争を引き起こし、あたかもイスラム教徒=テロリストといったムードまで作り出して世界を恐怖に陥れている、この時点でのノーベル賞。この決定をしたノーベル財団に拍手を送りたい。
No.2
99ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
   ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞は、「文学」の世界に住む人々に驚きを与えている。日本で、「純文学」と「大衆文学」との差があるように、何となく「 high (高度)」と「 low (低俗、大衆的)のカテゴリーがあったが、この垣根を払った様だ。 今回の受賞で興味深いのは、日本の新聞のコメントで、「反戦」等の政治性を強調するコメントが多いのに対して、米国ではニューヨークタイムスは政治性にほとんど言及しないだけでなく、授与に政治的要素の欠如が今回の特徴としている点だ。 「近年、ノーベル財団は著名な人物よりも明確な政治的メッセージをもち、比較的無名の人を選ぶ傾向がある( In previous years, writers and publishers have grumbled that the academy seems to favor obscure writers with clea
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。