• このエントリーをはてなブックマークに追加

フレデイ タンさん のコメント

私みたいに反戦、反ネオコン・シオニズムの立場で世界の紛争を追っかけているものにとってボブ・デイランの受賞はノーベル財団の時宜を得た粋な計らいだと思えてなりません。私は素直に感動しました。

中国のノーベル文学賞受賞者の莫言が数年前に村上春樹のほうが自分よりノーベル賞にふさわしいと謙遜気味に吐露していましたが、やはり、当時も、ノーベル財団は莫言の政治性を取ったと私は思いました。莫言の発言で村上春樹は世界の注目を浴びてますが、今回はジャンルの違う表現者のボブ・デイランに賞をさらわれ、村上小説を好む私にはショックです。私は村上春樹の小説は政治性の薄さ故に好きなんです。村上春樹は政治性に力点を置くノーベル賞には今後も縁がないのではないかと慨嘆せざるを得ません。

21世紀になってニューヨーク・タイムスはネオコン・シオニズムの戦いを扇動する役割を何のためらいもなく鋭意務めていますので、ボブ・デイランの受賞は苦々しいことでしょう。今回の受賞について「政治性が無い」との嘘の強弁を敢えてしたと私は判断して居ます。
No.3
99ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
   ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞は、「文学」の世界に住む人々に驚きを与えている。日本で、「純文学」と「大衆文学」との差があるように、何となく「 high (高度)」と「 low (低俗、大衆的)のカテゴリーがあったが、この垣根を払った様だ。 今回の受賞で興味深いのは、日本の新聞のコメントで、「反戦」等の政治性を強調するコメントが多いのに対して、米国ではニューヨークタイムスは政治性にほとんど言及しないだけでなく、授与に政治的要素の欠如が今回の特徴としている点だ。 「近年、ノーベル財団は著名な人物よりも明確な政治的メッセージをもち、比較的無名の人を選ぶ傾向がある( In previous years, writers and publishers have grumbled that the academy seems to favor obscure writers with clea
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。