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younghopeさん のコメント

天皇陛下のお言葉を斟酌すれば、皇室、さらには、天皇にも一人の人間としての人権を、個人として認めてほしいということと理解できる。孫崎さんの視点は、同じ視点で見ておられると思う。

継承が基本になっている国家国民のシンボル(象徴)に個人としての人権を全面的に認めるか、制限を加えるとしたらどの程度にすべきかが、問われることになる。提起されている問題は。継承を拒否できる生前退位を認めるかということであり、継承と人権のかかわりをどのようにするかという問題になる。人権を優先させれば、継承制度が現在のままでよいかという問題につながり、複雑な方程式を解くようなもので、皆の意見を聞いていけば、円環的な堂々巡りに終始し、解決に時間がかかるし、結論がなかなか出ないことになるのでしょう。多数決で決定すべきものでなく、果たして議論の結末が付くかどうか。ほとんど期待できないでしょう。自ずから、限定して議論せざるを得ないのではないか。
No.1
98ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 天皇陛下の生前退位に関する安倍首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の初会合が17日、首相官邸で開かれた。 座長は今井敬経団連名誉会長である。首相動静―9月30日は「7時22分、東京・紀尾井町の日本料理店福田家。今井敬経団連名誉会長らと食事」とあるので、有識者会議で生前退位をどのように扱うか、安倍首相と今井座長の間で密接な協議があったと考えていい。有識者会議の主要方針は安倍首相の方針と考えていい。 生前退位の問題は天皇陛下がビデオ・メッセージを出された。 その要点を見てみよう。 ・即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごして来ました。 ・既に八十を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていく
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。