• このエントリーをはてなブックマークに追加

KUBOTAさん のコメント

 朝河貫一氏(元エール大学教授)のいくつかの見解,特に「日本人が今までになかった惨禍を招いたのは、日本人の常習となっている妥協や、盲従によるものでした。」の見解に,過去も現在も尽きるような気がする.この見解は,外国に長く生活をしていて民主主義の大きな視点を持っていたからだろう.

 一方,他の方々の見解を読むと,部分的に成程と思う部分もあるが,概して第三者の評論家的で,孫崎さん記述の文章部分を読む限りにおいては,あまり自分自身の現実問題として捉えてはいない様に読めてしまう.

 翻って,現在の国内の人々の印象はと見れば,75年前それ以前の真珠湾攻撃の前の時間空間と同じように,多くの人々は今起きている政治事態に自ら積極的に意思表示をする事も少なく,勝ち馬に乗ろうとする様な心理感覚で,遠巻きにして様子見的に眺めている状態のように思えてならない.日本人の心理形態は残念ながら今も昔もそれ程変わってはいないようだ.(2016年12月7日)
No.8
96ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
真珠湾攻撃は日本の歴史の中で最大の愚挙。「何故この間違いを犯したか」を、 どんな人がどの様な見解を持っているか見てみたいと思います。(出典『日米開戦の正体』 A :研究者・評論家 1:朝河貫一(元エール大学教授。『日本の禍機』の著者) ・日本人が今までになかった惨禍を招いたのは、日本人の常習となっている妥協や、盲従によるものでした。 ・もし日本人が偉大な民族になろうとすれば、結果に関わりなく、国に対してであれ、誰に対してであれ、自らの堅い信念に基づいて主張しなければならない。 ・もし日本が真の民主主義を願うなら、とりわけ民主主義の政治形態は、市民一人一人が良心に対する危機感を強くし、個人的な責任を果たすことである。 2:加藤陽子(東京大学教授。専門は、日本近代史)。著書『それでも日本人は「戦争」を選んだ』 ・1937年の日中戦争の頃まで、当時の国民は、あくまで政党政治
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。