m.m.さん のコメント
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パッカードという人物がいる。米日財団理事長。ジョンズ・ホプキンス大学
高等国際問題研究大学院( SAIS )学院長、国際大学学長を歴任した。 ライシャワー駐日大使の特別補佐官、米国の中で主流を歩んできた人物で ある。
鳩山政権下、普天間基地の「最低でも県外」発言で日米間に緊張があった時、
彼は次のように述べた。
「日米関係の最大の問題は海兵隊の論理が米国国防省の論理になり、それがホ
ワイトハウスの論理になることだ」
米国の同盟国、ドイツやイタリアで駐留米軍の論理がすべてに優先すること
はない。イタリアで米軍が自己を起こした時には、地元配慮が最大の考慮用件
であった。
オスプレイの辺野古沖事故で沖縄県民が大変な憂慮をしている。
この中で、米軍責任者が「(事故が起きたのは居住区でなく海上であったこ
とに)沖縄は感謝すべきである」と発言し、今回のオスプレイ飛行開
これは、日本政府には「国民のための政治」をしようとの考えではなく、「米国に言いなりになっていれば安泰」という風潮を信じているためだ。
なぜ、そんな風潮が生まれたのか。第二次大戦中に「鬼畜」と罵り、「悪人の集団」と喧伝していた米国に負けて、それまでとは正反対の民主主義が導入されたため、それまで正しいと信じていたものが全否定される中でも、情報を発信しなくてはならない政府幹部、特に外務官僚たちが保身のために自分の考えを隠して、米国の言いなりになることに決めたためだ。
それが、戦後の教育を受けてきた現在の官僚にまで引き継がれ、首相の頭脳役であるべき官房長官までが思考停止になっている。
そして司法も、最高裁長官の任免権を持っている首相に厳しい判決を出したら、自らの出世の道をなくすことになってしまう。
厚木基地の騒音訴訟に続いて、沖縄の基地建設訴訟でも、公正さより「法と証拠に基づかない」政権従属判決が繰り返されているのはそのためだ。
この国は、永遠に米国の植民地に甘んじるつもりなのだろうか。
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