フレデイ タンさん のコメント
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パッカードという人物がいる。米日財団理事長。ジョンズ・ホプキンス大学
高等国際問題研究大学院( SAIS )学院長、国際大学学長を歴任した。 ライシャワー駐日大使の特別補佐官、米国の中で主流を歩んできた人物で ある。
鳩山政権下、普天間基地の「最低でも県外」発言で日米間に緊張があった時、
彼は次のように述べた。
「日米関係の最大の問題は海兵隊の論理が米国国防省の論理になり、それがホ
ワイトハウスの論理になることだ」
米国の同盟国、ドイツやイタリアで駐留米軍の論理がすべてに優先すること
はない。イタリアで米軍が自己を起こした時には、地元配慮が最大の考慮用件
であった。
オスプレイの辺野古沖事故で沖縄県民が大変な憂慮をしている。
この中で、米軍責任者が「(事故が起きたのは居住区でなく海上であったこ
とに)沖縄は感謝すべきである」と発言し、今回のオスプレイ飛行開
思いますに、米軍に基地を全面的に提供し、その維持費の大半を所得の低い大衆から搾り取った血税で賄い、差し上げて、自衛隊の指揮権までをも日本は米軍に委ねている。私は三島由紀夫を尊敬し信奉する人間では絶対ないですが、彼の自衛隊が置かれた状況への憤慨は理解できるから不思議です。先日も触れて、重複しますが、この破廉恥極まりない魂を根こそぎ抜かれてしまった日本人の心的状況は、戦後70年というけた違いの長さこそ違いますが、ナチスに屈服したヴィシー政権とフランス国民の4年間続いた心的状況と同じだと思っています。フランスが解放されたのはナチスが降伏した後でした。
米国の支配層の未だ主流にあるナチズム由来のネオコン・シオニズムと呼ばれるカルトが力を失わない限り、今の日本の不条理は続くのではないかと私は悲観的です。従って、日本のリベラル民主主義の運動は米国及び世界中の反ネオコン・シオニズムの運動と連携して行かざるを得ないと考える次第です。
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