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m.m.さん のコメント

「増殖炉」とは、燃料が使う度に増えるという意味である。
そんな詐欺商法のようなことを信じて、日本政府は60年間も試行錯誤を繰り返し、1兆円以上も浪費してきた。
他の先進国も、「夢の原子炉」と呼んで実験を始めたが、間もなく採算かとれないことや、事故が相次ぐために断念し、基礎理論から研究を見直している。
莫大な資金を注ぎ込んで試行錯誤を繰り返す国と、基礎理論から見直す国。この違いこそ、重大な問題ではないか。
日本政府は「もんじゅ」は断念しても、フランスが再研究している途中の「高速炉」を建設し、再び莫大な資金を投入しようとしている。
この国が、世界一の赤字大国だということを知らないように。
No.3
96ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
A 事実関係 政府は21日午後、原子力関係閣僚会議を開き、高速増殖原型炉「もんじゅ」 (福井県敦賀市)の廃炉を決定した。使った以上の燃料を生みだす「夢の原子 炉」と期待された高速増殖炉は1950年代に計画されたが、もんじゅは相次 ぐトラブルの末、1兆円以上の事業費を投じながら、わずか250日しか運転 できないまま、幕を下ろすことになった。 B: 評価 ・ 原子力発電の問題点の一つに使用済み核燃料の処理がある。 ・高速増殖炉『もんじゅ』はふつうの原子炉よりも「高速」の中性子をつかっ て核分裂反応を起こして、燃料のプルトニウムを「増殖」させようっていうも の。 ・高速増殖炉は「核燃料サイクル計画」の一部をになっており、それはふつう の原発から出る使用済み核燃料、つまり「ゴミ」をリサイクルしてあたらしい 核燃料につくりかえよう、そしてそれを高速増殖炉で使おう、そし
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。