• このエントリーをはてなブックマークに追加

younghopeさん のコメント

このような問いかけは戸惑ってしまう。
ミサイルで多数の人たちを殺害することと、ドローンで殺害することと同じであり、何も関係ない善良な民間人が巻き添えになることは否定できないからである。

戦争は、回避しなければならない。しかし、どこの国も他国より豊かな国になりたいことは同じであり、その欲望が世界的な欲望に変われば、戦争が起きないが、近親者、仲間を優遇するというより、近親者、仲間の生存利権のみが優先すると、戦争に発展する。歴史はその連続であり、戦争に対し反省するというより、戦争そのものの質に関する反省になり、戦争手段がますます高度化していく。極限は、人間同士の戦いでなく、ボタン一つの戦いに発展していく。戦争の目的は、相手国の政治、経済活動の機能を破壊することであり、戦場がなく、国家の中枢部分を攻撃すると、今まで安全地帯にいたリーダーたちの暗殺リスクが具体化するようになる。しかし、戦争において、リーダーを殺害しない不文律があり、リーダーが標的にされる場合はないに等しい。ただ、テロとの戦いでは、この不文律が機能していない。リーダーを目的にした暗殺攻撃が実施されている。ドローンの活用である。孫崎さんのご指摘は、テロとの戦いがなくなることであるが、現実的には難しい。悩ましく、理屈で解決できて、ドローンそのものを排除しない限り、解決できない問題なのでしょう。
No.1
97ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
オバマ政権になったことでの新しい動きは無人機でのテロリスト殺害が飛躍的に増大したことである。多くの場合、民間人を巻き添えにする。その道徳的問題を問うた映画である。だからこの映画は米国では作れない。ハリウッド映画ではない。英国映画である。臨場感が溢れる。多分、無人機を利用してテロリストを殺害する時には、このような手順を踏んで行われるのであろうと思わせる。テロリスト殺害には必ずマイナス効果を生み出す。貴方は登場人物のどの立場を取りますか。それが問われる。 A: 解説:ドローンを使い、戦場から遠く離れた場所で進められる現代の戦争の闇を描く軍事サスペンス。罪なき少女を犠牲にしてまでテロリストを殺害すべきかという究極の決断を通し、真の正義やモラルを問い掛ける。 あらすじ イギリス軍諜報機関のキャサリン・パウエル大佐は、ケニア・ナイロビ上空の偵察用ドローンからの情報を基に、戦地からほど遠い
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。