ヨシさん のコメント
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A; 事実関係
安倍首相は3日夕、トランプ米政権の閣僚として初めて来日したマティス国防長官と首相官邸で会談した。日米同盟を強化する方針で一致するとともに、中国が領有権を主張する沖縄県の尖閣諸島については、日米安全保障条約第5条が適用され、米国の防衛義務があることなどを確認した(朝日)。
B: 評価
したがってここでは、「日本はアメリカに守ってもらっているわけではない」点の解説を行いたい。
① 一九四五年九月二日、日本は「ポツダム宣言ノ条項ヲ誠実ニ履行スル」とする降伏文書に署名したがポツダム宣言の中に、責任アル政府カ樹立セラルルニ於テハ聯合国ノ占領軍ハ直ニ日本国ヨリ撤収セラルヘシ」がある。
②しかし、冷戦中、米国は在日米軍の駐留を強く望み、日本が一九五一年日米安保条約を結ぶが、その時の米側考えは、「われわれが望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利を確保す
「われわれが望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利を確保する」
「米国は日本を守る義務をもっていない。間接侵略に対応する権利はもっているが、義務はない」
>安保条約第五条
「各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する」。
米国憲法の第一条議会の権限の八節一一項には「戦争を宣言し」とある。戦争宣言の権限は大統領にはなく、議会にある。したがって日米安保条約は「米国議会がOKしたら戦争します」と言っているにすぎない。
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孫崎氏の指摘を演繹すると、
”日本が侵略された場合、日米安保条約でも、米軍は出動する必要はない。”
となる。
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