001058さん のコメント
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4日、千葉県で講演に出かけた。主催者は千葉県高等教職員組合などである。
私の講演の後、一人の教師が高校の現状を説明した。
・今、私の学校の中央廊下に雨漏りがして、廊下にバケツをおいている状態が2年間続いている。補修費がつかないのである。
他方百万円を超える規模で、緊急性を要しないコンピューターの買い替えが進んでいる。こちらは予算がある。
・おかしいだろう。これが実情だ。現場に判断させない。それがここまで来ている。
・千葉県では今70%の教職員の賃金がカットされている。
他方、管理者や、優秀と認めた30%に昇給が図られている。当局に望ましいと思われるものの給与が上がり、他の人はカットされる。
・これらは何を意味するか。
現場は自ら考えるな、指示を実行すればいい、それがこのような状態を生み出すとろろにまできている。
小泉政権以来、公務員の世界まで成績主義、競争主義の考えが押し付けられるようになった。営利を求める民間ならいざしらず、公務員の世界にこのようなことが強いられれば、互いに相手を蹴落としてやろうという気持ちが沸き上がるのは当然である。職場は年がら年中殺伐とした雰囲気になる。全く良いことはない。売り上げのように目に見える形がないのに、無理やり成績に差をつけなければならない状況をつくったのである。上司は部下を評価し、部下は上司を評価するという様式まで作成し、人事課へ提出させる等が起こったのである。戦時中じゃあるまいし、大変なことになったものだ。目に見える形で給与の分捕り合戦をやらせたわけである。おぞましいことが起こったのである。公務員は競争がなく、ぬるま湯につかっていると言われるが、それでいいのである。殺伐とした職場からは、住民への暖かいサ-ビスは出てこないのである。和気あいあいとした職場だからこそあたたかいサービスが生まれるのである。競争主義を公務員に取り入れた小泉政権の最大の汚点として今も残っている。千葉県は、何にも考えない、政府、官僚の言うことを忠実に守っているアホな県だということがよくわかった。
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