『マスコミ市民』2017年3月号は、金平茂紀TVジャーナリストの「安倍政権の高視聴率の正体は人々の恐怖」を掲載しているところ、主要点。
・今の安倍政権の支持率の高さを考えますと、それは熱狂的に支持している人達ではなくて、みんな恐れている人達です。
今の時代の空気の正体は恐怖です。
例えば、自分は正社員から転落してしまうのではないか、今でもカツカツなのに、さらに失ってしまうのでないか、もっと不安定な状況に追い込まれるのではないかという恐怖が、高支持率の正体だと思います。
今よりよくなることがないのは皆解っているので、今より悪くならないために、嘘でもいいから聞き心地の良いことを行ってもらえる強い指導者がほしいのです。真実を追求することや社会的正義はどうでもいいと感じています。
これ以上失いたくない。負け組に入るのはもうまっぴら御免だというすごく強い守りですね。
(人々は)生産的に
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ネットの情報であり、確実性は欠けるが、傾向は納得することができる数字が出ている。政権支持者が40%、不支持者が60%弱である。流れが変われば、大きく変わる変動性の大きい政権であり、国民に政権の信頼度が示せるかどうかにかかっている。これから悪くなることはあっても、良くなることはない。
今回の国有地、8,000平米を超えながら、さまざまな悪条件が重なっているとはいえ、200万円で売買できる官僚システムは、逃げ道ばかりを探し出し、対抗上、野党、マスコミがさらに悪い情報を集めだす泥沼に踏み込んだ現象を示し始めている。どちらかといえば、野党、マスコミが情報合戦の主導権を握っているとみるべきでしょう。注意しなければならないのは、責任者を出さないと、収拾がつかないと判断し、官僚など数人を犯人扱いし始めたときである。事件の終息をどのようにするかは、すでに検討されているはずであり、本丸を落とせなければ、政権側の勝利になってしまう危険性が大きい。
金平さんのコメントはなかなか良い傾向分析ですね。問題はどのような対策を取るか?だと私は思います。
無頓着極まりないと不評を買っていたあの米国民でさえもトランプのツイッターで親露路線に真実在りと認識して国際政治への意識が変わったのです。日本は今ネトウヨが元気ですが、発信者が工夫を凝らせばインタネットで真実を国民に伝えることが出来ると私は思います。今の政治の進む方向に間違いなくハルマゲドンがあるわけですから発信者はネトウヨに負けずに頑張ることではないでしょうか。
ただモノを消費するだけの生活でよしとする社会。3.11が起きてもそこから決別できなかった日本という国。
基本インフラは十分整っているのだから、あとは生理的欲求を満たすことに専念していればいい...と、そこいらの動物並みの「人間」が私の周りには沢山います。