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matzとしさん のコメント

う~む。考え込んでしまいました。
私の父は、他界する数か月まえ、脳梗塞・肺炎などを患い、胃ろう栄養補給でした。病院のベッドで動けない状況でした。ただ頭脳ははっきりしていて、私が見舞いにいくと、「俺は何で生きているのかわからん・・・」 ずっとしっかりした生き方をしてきた父でしたが、私はしばらく答えに窮していました。
ようやく「神様が、まだ生きていろ、とおっしゃるから、生きている価値はあるんだ・・・」 こう答えたあと、父の苦しみを、自分はわかってないなぁ・・・とひとり呻きました。

自分にはどうするチカラもなく、ただ見守るだけ。

高度医療によって、生存期間を延ばすことは相当進歩してきたと思います。しかし、その状態で生かされているということは、本当に自然な状態なのか? 安楽死、高度医療による“無理な”延命、・・・医学の進歩に伴って、生物としての人間の自然な逝き方を再度考えないといけないような気がしております。
No.4
93ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  1967年だったろうか、英国で留学中に BBC の番組を見た。テーマは「安楽死は是か非か」であった。  形式は、裁判を模倣したものである。陪審人がいる。「安楽死は是」とする検察側の論告に対し、「安楽死は許されない」とする弁護人が法廷闘争を行い、最後にこの番組を傍聴にきている一般の人々が判決を出すという番組だった(検察、弁護人の立場は逆だったかもしれない)。この場合の安楽死は「もう病状が回復する可能性のない患者が安楽死を望んだ時に医者は助けていいか」というものである。  「安楽死は行うべきでない」という証言に手足がなく生まれてきた女性が出た。  「手足がなく、自由に動けない。生きている価値があるか」と思う人がいるかもしれない。 彼女は「生まれてきて神に感謝しています。生をうけることがどんなに素晴らしいか」を述べた。そして、子供たちは、「母がいなかったら私達はいない、感謝します」と述べた。
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。