matusiroさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
・興味深いことに、安倍政権の危機的状況を報じたのは安倍政権擁護の産経新聞だった。
「このままズルズル「森友国会」を続ければ政権のダメージは計り知れない。首相に起死回生の一手あるか。このままでは7月都議選を乗り切り、来年9月総裁選3選シナリオも崩れかねない。都議選自民党大敗なら党内ムード一変し”安倍降ろし”がじわりと広がる可能性もある」
まさにこの事態が現状だ。
・7月都議選は豊洲移転問題で小池知事人気が高く、自民党大敗は必至である。
・安倍氏が異常な人気をもたらしたのは、大手メディアがこれまで安倍氏の見解だけを出し、これと対峙する見解をほとんど示してこなかった。
・しかし、自民党は情勢判断を誤り、籠池氏を罰するつもりで証人喚問を行った所が①安倍氏の夫人を通しての100万円寄付と②昭恵夫人を通しての財務省への働きかけで安倍首相、昭恵夫人の説明よりも籠池氏の説明が明快、根
マスコミが本当のところは隠し続けて、とても真実が国民に伝わっているとは思えないのに、なぜ騒ぐ?
テレビは、スポーツ番組、ワイドショー、サスペンスドラマ、クイズ番組、グルメ・旅番組と、国民の生活実態と異なる世界を映す。政治的なニュースは嘘と欺瞞に満ちている。安倍首相の映像とメッセージだけがいつも必ず報道される。
森友学園疑惑で国民は気づき始めたのだ。どうもやっぱり、テレビが作っている世界は偽物ではないか?安倍首相のメッセージは嘘ではないか?と気づき始めているのだ。
何故なら、国民それぞれの身の回りには不幸が増え始めているし、生活の先行き不安は増すばかりだからだ。
例えば「隣のダンナはリストラに遭い、4人の子供を抱えた奥さんが大変な目に遭っている」「その先の隣は借金を抱えてとうとう持ち家を手放して転居した」「その前の老夫婦は主人を介護していた奥さんが腰を痛めて二人とも介護施設に入った」「友人は息子の事業失敗で退職金をはたいてしまった」「もうひとりの友人は娘の夫が過労でウツになり娘と孫の面倒を看はじめた」など、深刻な話ばかりだ。でも本当はこれが国民の現実だし、これを直視する報道が全くないところに本当の問題が潜んでいる。安倍政権によって意図的に作られた嘘の世界がメデイアによって演出されているのが実態だ。
森友学園疑惑は「嘘の世界の演出」をあからさまに見せてくれつつある。つまり、安倍晋三によって私物化され、嘘で固められた強欲の仕組みが暴露されつつあるのだ。
国民が暗い不安な実生活と、安倍政権によって演出された「嘘の映像世界」のギャップに気付く切っ掛けに森友学園疑惑がなっているのである。これは今行われている安倍政治の基本構図である。国民を騙しながら悪魔の道へいざなう政治の基本構図である。共謀罪、安保法、TPP、原発、福祉切り捨て、・・・すべて同じ構図である。
森友学園疑惑は10億円足らずの不正、もっと力を注ぐべき大きな喫緊の課題があるのでは、と言う意見がある。
しかし、それは違う。安倍政治が提起してくる「課題」を並べて、より重大なものから対応すべき、と思う気持ちはわかるが、もっと大事なことは、安倍政治のその本質である。嘘と欺瞞で欺き、マスコミを使って「嘘の世界」を演出し、国民を地獄へいざなう、その仕組み、それこそが安倍政治の本質であり、国民はそれに感覚的に気づき始めたという事である。
だから、今、森友学園疑惑を徹底して全力で追求することは、国民が気づき始めた”安倍政治の本質”を、より鮮明に認識させ、現実の身近な生活実態と本来の政治の在り方について、国民が目覚める大きなきっかけになるのだ。
そして、明確なスローガンは、「安倍政権打倒」ではなく、「昭恵夫人の証人喚問実現」だ。野党は一致して審議拒否を辞さない覚悟でやるべきだ。
国民が籠池氏証言で、「誰が真実を語っているか」「誰が嘘をついているか」感覚的につかんでいる。それでもマスコミが”嘘を弁護し、”真実”を揶揄し貶めるなら、国民は間違いなく、嘘と欺瞞で固めた安倍政治の本質を確信する。
現在、国民の気分と認識は、そういう高揚を見せている。本当の国民的政治家であれば、これに気付かないわけはないはずだ。野党各位の自覚とまともな対応をみんなで応援しよう!!
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