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フレデイ タンさん のコメント

孫崎先生のお話はパーフェクトです。

そしてそれをスピノザ風に幾何学的に表現すれば、天皇制/軍部・官僚/財閥のそれぞれが三角形の頂点にあるトライアッド(三つ組)で戦後はその形から軍部と財閥が抜けて、天皇制/官僚/米支配層という形はまるきり同じのトライアッドを形成している。この三つ組は強力な結合体です。ただ綯交ぜですから、ダイヤモンドほどではない。注目すべきは国民は不在です。今ときめく政治家もこの三つ組に於いては不在です。選挙に落ちれば、只の国民ですから。

この三つ組は米国支配層が変貌しない限り壊れません。更には国民が食える間は壊れません。他国と衝突すれば、やはり壊れます。その場合、国民の多くの犠牲を伴いますから避けねばなりません。そのような情けない状況に日本はあるのだと私は考えています。そういう閉塞を打破する術を持ちたいがなかなか。
No.1
90ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  私達は第 2 次大戦前と戦後の日本は切れていると思っている。 だが、何故か誤解してきた。実際は太く、繋がっているのだ。 先ず昭和天皇。処分、退位なしで何故継続できたか。占領軍の統治に利用できたから。 逆に言えば、占領軍の統治に協力する人間なら、生き残りは容易だったのだ。 多くの人は、吉田は反軍と思っているがそうではない。国際協調を貫いていた外務省が、吉田茂次官の時に軍と協力に切り替えたのだ。終戦直前、終戦工作を模索し睨まれただけだ。 戦後の日本は「実は変わっていない。一部の軍人を提供するだけで切り抜けた」と喝破したのはノーマンだ。 ハーバート・ノーマンは 1909 年カナダ人宣教師の子として軽井沢町で生まれる。カナダの外交官。 1945 年 GHQ に対敵諜報部課長。昭和天皇とマッカーサー会談の GHQ 側通訳。 1956 年駐エジプト・カナダ大使。ソ連のスパイの嫌疑をかけられ、自
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。