• このエントリーをはてなブックマークに追加

m.m.さん のコメント

同じ敗戦国でありながら日本とドイツが極端に違うのは、ドイツは占領軍が直接統治して、それまでのナチを解体したことで全く新しい政権が生まれた。
ところが日本は、戦争中の政権がそのまま政権を続けたことが原因だ。
日本に進駐したGHQのトップ・マッカーサーは、天皇が最大の戦犯だと考えていたが、その天皇は全責任を引き受ける発言などあまりにも潔い態度だった。そのため明らかに戦争を主導していた者を除いて、政権運営の継続を認めてしまったのだ。
その結果、「政権のお飾り」だった首相らだけが戦犯として処刑され、岸信介や外務官僚などの「真の好戦派」は政権に残りっていたのだ。その「真の好戦派」は、自分の本心を隠すため、徹底的に対米従属を続けて身の安全を保った。
すでに世代が代わって戦争責任を問われる心配がないのに、対米従属を続けるのは、政策に自信がない上、「結果責任を負いたくない」無責任政治家の証拠だ。
No.2
93ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  私達は第 2 次大戦前と戦後の日本は切れていると思っている。 だが、何故か誤解してきた。実際は太く、繋がっているのだ。 先ず昭和天皇。処分、退位なしで何故継続できたか。占領軍の統治に利用できたから。 逆に言えば、占領軍の統治に協力する人間なら、生き残りは容易だったのだ。 多くの人は、吉田は反軍と思っているがそうではない。国際協調を貫いていた外務省が、吉田茂次官の時に軍と協力に切り替えたのだ。終戦直前、終戦工作を模索し睨まれただけだ。 戦後の日本は「実は変わっていない。一部の軍人を提供するだけで切り抜けた」と喝破したのはノーマンだ。 ハーバート・ノーマンは 1909 年カナダ人宣教師の子として軽井沢町で生まれる。カナダの外交官。 1945 年 GHQ に対敵諜報部課長。昭和天皇とマッカーサー会談の GHQ 側通訳。 1956 年駐エジプト・カナダ大使。ソ連のスパイの嫌疑をかけられ、自
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。