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フレデイ タンさん のコメント

電脳とプロ棋士の対決を当初から私は熱烈ファンとして興味深く観戦してきました。昨年からプロ棋士代表は電脳に歯が立たなくなってます。加藤一二三先生は出だしで優位に立たないと勝ち目が無いと断定しました。その理由は、私が想像するに、出だしに関してプロ棋士は理にかなった美意識に基づく構図を持って居るが、電脳にはその美意識が無い。従って、電脳はとんでもない構図を出だしで採用することがある。そのとんでもない奇妙な構図の矛盾をすかさず突き、出だしの差をそのまま維持してゆくしかないということでしょうか。中盤からの最善手を見出す能力、一手違いで勝利を収める確定的手順を発見する能力は人間の及ぶところではないと加藤一二三先生は慨嘆されています。

最近の最先端将棋電脳はプロの定石に依拠してない。自らの思考に基づき局面局面で勝つための戦術を展開するらしいのです。しかも、短時間で計算するらしいのです。こうなると将棋では人間は電脳にかないません。

最後に、無機物AIは有機物ヒトに使われて終わるかどうかですが、やはり人間の使用物として終わるのではないでしょうか。人間には欲がありますから。人間以外には一定の欲を一時的に持つものもいますが、果てしない欲はありません。人間だけが御しがたい欲を持った危険な存在なのです。
No.3
92ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  A: 人工知能 AI はどんどん進歩している。多分知的作業の一つの極である囲碁、将棋の分野では、 AI は人間に勝った。 この先、どうなるのであろうか。『人類の未来』( NHK 出版新書)の、「シンギュラリティは本当に近いのか」レイ・カーツワイルは次を述べている。 ・技術の性能の発展は線形的成長でなく、指数関数的成長をする  動物の移動スピードは一定で、加速するということはなかったか r 、我々の脳の思考は 線形思考だがAIの場合は違う。  ヒトの遺伝子の塩素配列をすべて解析する「ヒトノゲノム計画」が実行に移された時、7年経過した段階では1%だけだった。その段階で、科学者たちは「1%の解析に7年かかったのだから、すべての解析にその100倍の700年かかる」と予測したのです。私の藩王は、「1%終ったのだから、もうほとんど終わっている」というものでした。毎年2倍づく結果がのびていくはずだから、100%
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。